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　４月に実施される福岡市議選で６期目をめざす藤本顕憲議員の後援会事務所開きが２月８日、東区香椎駅前２丁目の同事務所であり、約200人が参加し、決意を１つにした。用意した３つの部屋すべてが満員となり、藤本議員への期待の高さがうかがえた。

　藤本氏は、福岡東区（定数12）選出。みらい福岡市議団所属。福岡市立香椎小学校、香椎中学校を経て、県立福岡高校、早稲田大学第一法学部卒業。70歳。1983年福岡市議に初当選以来、福岡県議２期をはさみ、現在市議５期目。一般社団法人国土政策研究会理事などを務め、国土開発、都市計画分野の大ベテラン。社会資本整備や地域のコミュニティづくりなどに活発な政策提言を行ってきた。

　藤本氏は、集まった支援者を前に、「母のふるさと福岡で政治をやらせていただき、福岡にご恩返しできることは、無上の喜び。今こそ皆さんの（政治の）主治医、町医者として、市民の悩みを受け止めて、日本一元気な都市・福岡の先にある市民の豊かな生活をめざす」と決意を述べた。
　「日本社会を壊しているのは、個人情報保護法と相続法だ」として、「個人情報保護法によって、日本を支えるコミュニティの１軒１軒が社会から隔絶されつつある。これを放置すると日本社会が根底から崩れる気がする」「戦前の相続法の長子相続という原則を戦後、米国のように変えられたことにより、高齢化問題の大きな原因になり、中小企業の存続の危機に遭遇している」と指摘。「日本の伝統に基づくものに変えていかないと、この国が持たない」と述べ、今まで町内会、地域のコミュニティで受け止めてきたものが切れてきているので、市会議員として市民の悩み、相談をきちんと受け止めていくと表明。「政治ひとすじに歩んできた人生ですから、政治の道で倒れることになんの未練もない。後悔もない。気力、体力の続く限り、世のため、人のためにがんばりたい」と訴えた。

　事務所開きでは、河辺健後援会長らが挨拶し、香椎参道地域のJRの高架化、九州大箱崎地区跡地利用構想の促進と箱崎地区の空洞化防止など、藤本氏の公約への期待を語った。藤本氏は、そのほかに、子育てを支援する街、高齢者・障がい者が安心して暮らせる街、地域商店街の蘇生などを掲げている。

【山本　弘之】

▼関連リンク
・藤本あきのり公式ホームページ

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