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かねてから取沙汰されていた西松建設の裏金問題が大きく動いた。 2009年3月3日に小沢一郎民主党代表の公設第一秘書である大久保隆規氏が逮捕された。
容疑は、西松建設のOBが作ったダミーの政治団体を通して得た献金を西松建設からの献金と認識した上で処理したとする政治資金規制法違反の容疑だ。 これは自民党の常套手段である「迂回献金」というありふれたものであるが、不実記載ではなく、 報告書に記載されているのにも関わらず逮捕者が出たのは、今回が初である。 小沢代表が言うように異例でかつ異様な摘発ではある。検察のやり方には後述するようにかなり無理があるが、確かなことは、献金額から言って西松建設が小沢代表にとても肩入れしていたと言う事実である。 しかしこれは報道されているように100億円という胆沢ダムの工事の受注を期待するというチンケな理由からではないだろう。 西松建設は金丸信元副総理の親族企業である。 かつて西松建設の社長を務めていた杉本三吾氏の娘は、金丸氏の息子・信吾氏(境川社長)に嫁いでいる。 その兄・康信氏(テレビ山梨社長)の妻は竹下元首相の長女である。 さらに元首相の三女は竹中工務店の竹中宏平元社長の二男の夫人で、その夫人の叔父・竹下亘氏(竹下元首相の弟)の妻は、福田組の福田正会長の二女であり、長女が小沢一郎氏の夫人となっている。 つまり金丸?竹下?小沢という師弟&親族関係に基づく肩入れであろう。 身内意識があったのだ。これは西松建設の現社長もインタビューで「金丸さんの秘書だった方だから・・・」と認めている。 ついさっき知ったニュースで神奈川県の民主党支部及び藤井裕久議員の事務所がある相模原市の市場から火が出て全焼したようだ。何か関連はあるのだろうか? 逮捕された大久保氏に関してはかなりのやり手ではあったようだ。 岩手県釜石市にあるパチンコ屋・国際会館/有限会社大久保興業(総連系と言う話だが)の社長の息子であり、かつて釜石市議を務め、釜石市長選にも立候補したものの落選、その後小沢一郎代表の秘書になった。 大久保氏を小沢氏に紹介したのは、市長選で大久保氏をバックアップした、麻生首相の義理の弟・鈴木俊一衆議院議員(岩手1区)である。 小沢事務所は事前に献金額を打ち合わせ、しかも西松建設に対し請求書を発行していたと言うが、裏金まで作って政治献金していた企業が、請求書を一体どんな費目で処理するのだろうか? 請求書を発行したら迂回献金の意味はないと思うがどうであろうか? また多くの与野党の政治家に問題となっている2つのダミー団体から金が流れているが、小沢氏の秘書が認識していて他は認識していないという根拠はさすがにないだろう。 つまり他の政治家の会計責任者も逮捕しなければバランスがとれないと考える。 さらに時期であるが、時効を理由とするならば(自公を理由とするなら分かるが)、10月でも良いのではないだろうか?今でなければ理由は何であろうか?やはり郵政民営化の話題から逸らす為か?西松建設は多くの政治家に献金を送っており、ダミー団体から献金を貰った小沢氏以外の政治家及び政治団体には以下である。 (2009/1/26 赤旗より引用)
また上記以外に、西松建設は他にも以下の議員との関係が注目される。 18)亀井静香 西松建設が強制捜査を受けたとき、白川司郎と言う人物の事務所も一緒に捜索を受けた。 このビルの別フロアには亀井氏の事務所があり、彼の兄と亀井氏は東大の同級生で兄弟そろって後援者でもあった。 白川氏は日本安全保障警備という会社の社長で、六ヶ所村核燃料サイクル施設の警備や東京電力福島第二原発の取水口の土砂運搬工事などを受注している、原子力関係に強い人物である。 また西松建設は2001年、青森県むつ市で計画中の使用済み核燃料中間貯蔵施設建設をめぐり、実体のない契約を介在させるなどして、候補地周辺を別の企業に買収させていた疑いが強いことが発覚したことなどからも原発施設の建設に強い関心を持っているようだ。 19)安倍晋三 金丸直系の西松建設の北朝鮮利権を現在握っているのが安倍氏である。 かつてゼネコンの大林組に関空の工事の談合で暗躍し、伝説の談合屋と言われた平島栄と言う人物がいた。 この人物は大林組を辞めた後、西松建設の専務におさまった。 西松建設が道路関係に急速に強くなっていくのはここからであるが、彼はかつて安倍晋太郎元外相の秘書を一時期務めていたことがあった。つまり安倍氏と秘書仲間であったわけだ。 元外相は、かつて国鉄職員であった佐藤栄作元首相から、鉄道利権を引き継いだ運輸族議員であった。 20)久間章生 利権のあるところ久間あり。尾身氏のところでも触れたが、沖縄の米軍住宅の受注に関し、西松絡みの疑惑が取沙汰されているようだが、そこで名前が挙がっているのが久間氏である。 久間氏はかつて小沢氏のパシリだった。 21)村井仁(元衆議院議員、現長野県知事) 西松建設の裏金問題で、1000万円が知事陣営に流れたとして側近で長野県参与であった右近謙一氏が数回東京地検の取り調べを受けた後、首つり自殺した。 村井知事は潔癖を主張しているが、村井氏に知事選で敗れた田中康夫新党日本代表は、 『天に唾する発言』と批判している。 22)宮下創平 元厚生労働大臣 宮下創平元厚相の政治資金団体は、政治資金規正報告書に記載する新政研の代表者欄に西松の現職役員名を記入。 献金を受け取った側も新政研が西松建設のダミーと認識していた可能性が高い。 ちなみに現在宮下元大臣は辞め、息子が世襲している。 23)国民政治協会(自民党の政治資金団体) 自民党の政治資金団体・国民政治協会が新政研から献金を受けた際、政治資金収支報告書に新政研の住所として西松建設の住所を記していた。 東京地検は大久保氏と同様の条件で、与党議員の会計責任者も逮捕すべきである。 小沢氏は辞めないようだが、この際献金を全て耳を揃えて返したらどうか? 選挙が近いので自民党議員は金を返金できなくて困るだろう。 とくに2000万円貰っている尾身じいは。捨て身でクリンチを仕掛けるのだ。 最悪なのは西松建設が経営破綻し、それをいいことに自民党が頬かむりをすることだ。 西松は裏金問題で会社の信用が失墜し、株価が急降下。3月決算を越せるのか視線が注がれている。 おしまい |
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