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ちくわぶ大将軍ブログ「人間なんてそんなもの」

2014-04-30

やっぱり馬鹿だった上杉隆(@uesugitakashi)

漫画「美味しんぼ」:原発取材後の鼻血の描写で物議

 小学館が28日に発売した週刊誌ビッグコミックスピリッツ」5月12、19日合併号の人気漫画「美味(おい)しんぼ」(雁屋哲作・花咲アキラ画)で、東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが鼻血を出す場面が描かれ、読者から問い合わせが相次いでいることが分かった。同誌編集部は「綿密な取材に基づき、作者の表現を尊重して掲載した」などとするコメントを発表した。

この事件に、あのデマ師・上杉隆が奇貨居くべしとばかりに喰い付いてきたw

「美味しんぼ」を支持する「8つの理由」 (上杉隆)

「8つの理由」とか言いながら、理由になってないものがいくつか紛れてるのはご愛嬌。
さて、反論してみよう。

1、メディアが一方向に叩き始めると途端に応援したくなる。逆に、メディアが持ち上げているものを批判したくなる(生来の天の邪鬼によるものかと思われる)

わざわざ言うのもアホらしいが、必ずしもメディアが一方向に叩くものに理があるとは限らない。メディアに叩かれてるか否かを善悪の判断基準にするのはアホの所業

2、多数派に懐疑的なスタンスはジャーナリストになって15年の間、一貫して変えていない(田中眞紀子氏、検察組織、メディアなどの一連の報道が好例)

言ってる事は1と同じ。

3、そもそも「美味しんぼ」の愛読者ではないし、原発事故と鼻血の因果関係もこれまで一度も認めていない(あるともないとも言及せず。理由はわからないから)

理由にすらなってないしw

4、原発の是非についても同様。事故以来、ただの一度も「原発反対」と表明していない。日本でもドイツでも「容認」と言い続けてきた(ネットでは私が反原発だとするキャンペーンが貼られ続けている)

だから理由になってないしw

5、原発容認の理由は、3・11前まで原発について無関心だったにも関わらず、事故が起きたからと言っていきなり態度を翻すのはあまりに無責任だと考えたから(取材を十分にした上で態度を決めるのがジャーナリストの責任であり、そう公言してきた)

上杉隆原発に関するスタンスと、今度の「美味しんぼ」の問題は基本的に別の問題。
これも理由になってない。

6、「美味しんぼ」の内容がいかなるものであっても、作者に可能性を否定できない事象を表現することを躊躇させてはいけない。また、メディア多様性の芽を摘むような態度を採ることは慎むべきだし、そうした言論弾圧のような空気には明確に抗する

4/30の段階では、各メディアはまだ「美味しんぼ」が物議を醸してる事実を報じてるのみで、メディアスクラムで言論を封殺しようという動きはまだ出ていない。
ちょっと被害妄想が過ぎやしないか?

7、いかなる表現であろうと、言論空間の多様性に寄与するものであるならば、私は断固それを支持し、今後も応援する

字面だけなら賛同しないでもないが、池田信夫を告訴したり自身への批判者の個人情報晒して口を封じようとした上杉隆が良くこんな事を言えたもんだ。

8、とくに「美味しんぼ」は日本の食文化の形成に大いなる貢献を果たしてきた。その自由な発想と文化を守ることがメディアの役割ではないのか。よって、作者への個人攻撃が始まったいまこそ、私はあえて「美味しんぼ」を買って支援することにした

日本の食文化に貢献云々は意見の別れる所だろうが、今回は「美味しんぼ」の中身が批判されてるのであり、それを作者への個人攻撃に矮小化するのは卑劣なやり口であると言わざるを得ない。


要するに、上杉隆記者クラブメディア憎しから「美味しんぼ」を持ち上げてるだけなんじゃねぇの?という疑念が拭えない。

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