去る平成20年2月16日(土)、愛知高等学校の講堂にて、
第60回卒業証書授与式が厳粛に取り行われました。
今回は男女共学になってから初めて送り出す卒業生で、
愛知高等学校60回の節目に新たな息吹を感じる式典となりました。
当日の様子を以下にレポートいたします。
あたたかな日差しのなか、卒業生を送り出すために続々と集う、在校生の皆さん。
校門にはあたらしい門出を祝うメッセージが掲示されていました。
工事を終えた新しい講堂が、卒業式の舞台となります。
ご来場の皆様に式次第をお配りして、お席へとご案内しています。
開式を待ちわびる卒業生が、玄関で待機していました。
厳かな雰囲気のなか、卒業生が会場に姿を現しました。
愛知高等学校の校旗に導かれ、来賓の皆様が入場されます。
「自ら仏に帰依し奉る…」で始まる三帰礼文。三たび礼をします。
会場の全員で宗歌を斉唱しました。会場に美しい響きがこだまします。
各クラスの代表が壇上に上がり、全員の卒業証書を受け取ります。
優秀な成績を修めた学生が、ここで特別に表彰されました。
学院の教え、目指すべき道を、いまいちど説いてくださいました。
とくに優秀な成績、成果を残した学生が、次々に名前を呼ばれ、賞を受けました。
建学の精神「行学一体・報恩感謝」をもとに、卒業生へのメッセージを伝えて頂きました。
今年度、改修された講堂は、卒業生と在校生、父母の皆様で満席となりました。
卒業生への激励、父母の皆様への感謝が伝えられました。
愛知高校出身者の連帯感、卒業してからの結びつきについて語ってくださいました。
学び舎から巣立っていく卒業生へ、心のこもったメッセージを読み上げます。
お世話になった先生、父母、後輩たちへの感謝と、未来への決意を伝えてくれました。
お礼のことばを読み上げると、会場内に向き直して、大きな声で。そして一礼。
会場全員で送別の歌を合唱します。全員でこの講堂に集うのも、これが最後。
校内外で活躍中のグリークラブと在校生の代表が、美しいハーモニーが響かせてくれました。
閉式のことばに続いて、卒業生が講堂から退場します。
ふたたび校旗に先導され、来賓の皆様が講堂を後にされました。
各教室に戻った卒業生。メッセージカードを交換したり、思い思いの過ごし方。
手元には、真新しい卒業アルバム。これを開くとき、どんなことを思い出すでしょうか?
かわるがわる、先生を囲んで記念撮影。なかなか卒業証書の出番がきません。
ひとりずつ名前が呼ばれて、手渡される卒業証書。先生とがっちり握手を交わします。
クラブごとに、卒業生を見送るために集まった在校生。
卒業生が現れると、あちこちから名前を呼ぶ声が響きました。
こちらは野球部の胴上げ。先輩を見つけては円陣で囲み、全員で持ち上げます。
柔道部では制服を着たままの先輩が、後輩を背負い投げして一本!
クラス全員の集合写真は、人数分のカメラのため、4人掛かりで撮影となりました。
学校の外に出ても記念撮影。名残惜しい気持ちが足を止めるように思えました。