虚構新聞の次世代炊飯器「INFOJAR」を本当に作ってみた。
au未来研究所もちろんこれはジョーク記事でしたが、「“スマホの次”を考える」をコンセプトにしたau未来研究所がこの記事に目を付け、編集部所属のFくん(文系)が、実際に開発に挑戦してみました。
途中、挫折しそうになりながらもユカイ工学さんの助けを借りて、どうにか完成したのがこのプロダクトです。
「INFOJAR」機能
1 7インチフルHDタッチ液晶を搭載
2 ごはんを炊きながらYouTube視聴
3 スマホで炊飯予約
4 Twitterと連動。炊き上がりを「ごはんなう」ツイートでお知らせ
概要
Gluinサービスを利用することで、遠隔地のスマホとデバイスの連携を簡潔に行います。
また、Open Web Board に搭載された Firefox OS が、直接インターネットと接続できるため、Open Web Board 自身、「ごはんなう」のツイートを行います。
各機能の実現方法について
1) 7インチフルHDタッチ液晶を搭載
AQUOS PADのハードウェア仕様です。
2) ごはんを炊きながらYouTube視聴
AQUOS PADの基本的な機能により実現しています。
3) スマホで炊飯予約
●スマホ(Firefox OS 搭載端末)側のWebアプリ
仮想スイッチデバイスとしてGluinに接続するWebアプリをインストールし、Gluinに登録された炊飯器デバイス側(以下、INFOJARデバイス)の炊飯ボタンにBoolean型のメッセージを送信します。
また、INFOJARデバイスの「炊飯状態」を確認し、INFOJARが炊飯中か、それ以外の状態であるかを表示します。
●INFOJARデバイス側のWebアプリ
INFOJARデバイス側では、「炊飯ボタン」と、「炊飯状態」の2つのスイッチを持つスイッチデバイスとして、Webアプリを作成・Open Web Boardにインストールし、無線LAN経由でGluinに接続します。
・スマホのWebアプリから、炊飯ボタンの状態をON・OFF間で変更します。
状態変更の際に画面表示を切り替えるとともに、Gluinへ変更後の状態(ONあるいはOFF)を送出します。
・INFOJARデバイスは、Gluinを通してスイッチの状態変化を受け取ります。
Open Web Boardは、USBポートからシリアル接続されたArduino Pro Microに、炊飯ボタンをONにするコマンドを送信します。
Arduino Pro Microは、炊飯器本体の炊飯表示LEDと保温表示LEDを確認し、その両方がOFFであればサーボモータを駆動して、炊飯ボタンを物理的にプッシュします。
スマホのWebアプリより炊飯キャンセルが操作された際は、Open Web BoardからArduino Pro Microが炊飯キャンセルのコマンドを受け取り、炊飯器本体の炊飯表示LEDがONの状態の場合に、サーボモータを駆動し、炊飯をOFFにします。
4) Twitterと連動。炊き上がりを「ごはんなう」ツイートでお知らせ
Arduino Pro Microは、常に炊飯器本体の炊飯表示LEDを光センサにより監視しています。
スマホからの炊飯キャンセルコマンドを受けずに、点灯していた炊飯表示LEDが消灯した場合に、Arduino Pro Microは、Open Web Boardにシリアル通信を通して、「炊けた」コマンドを送出します。
Open Web BoardにインストールされたWebアプリは、twitterのAPIに接続し、「ごはんなう」をツイートします。
※クリックするとイメージムービーを再生します(Youtube サイトにアクセスします)
【出典】