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イラクで爆弾テロ 「イスラム国」系組織か
2月8日 8時04分

イラクで爆弾テロ 「イスラム国」系組織か
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イラクの首都バグダッドでは、イスラム教シーア派の住民を狙った爆弾テロが相次いで20人以上が死亡し、シーア派を敵視するイスラム過激派組織「イスラム国」とつながる組織の犯行とみられています。

イラクの首都バグダッドでは7日、自爆テロや道路脇に仕掛けられた爆弾の爆発が3か所で相次ぎ、少なくとも22人が死亡し、27人がけがをしました。
爆発のあった場所はいずれもイスラム教シーア派の住民が多く暮らす地域で、シーア派を敵視するスンニ派のイスラム過激派組織「イスラム国」とつながりのある組織による犯行とみられています。
「イスラム国」はイラク北部のキルクークに攻勢をかけていましたが、アメリカ軍などの空爆やクルド人部隊の攻撃によって撃退されるなど、イラクでも政府軍などに対して劣勢になっているとされています。
このためイラクのアバディ政権は、「イスラム国」に攻め込まれるおそれが少なくなったなどとして、2003年のイラク戦争後続いてきた首都バグダッドでの夜間の外出禁止令を7日から解除する予定でした。
「イスラム国」としては、その日を狙って首都バグダッドでテロを起こすことで、「イスラム国」の壊滅に向けアメリカとの連携を強めるアバディ政権を揺さぶるねらいがあるものとみられます。

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