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 親ロシア派武装勢力とウクライナ政府軍の戦闘が激化しているウクライナ東部の危機的状況を巡って、ロシアのプーチン大統領、ウクライナのポロシェンコ大統領、ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領が8日、電話で意見交換した。11日にベラルーシの首都ミンスクで4首脳会談を開く方向で調整を進めることで合意した。

 ロシア大統領府の発表などによると、9日にベルリンで専門家レベルによる会合を開く。さらに10日にミンスクで、昨年9月の停戦合意に署名したウクライナ、親ロ派、欧州安保協力機構(OSCE)の代表らによる会合を開いて、11日の首脳会談に向けた条件整備を行うという。

 4首脳会談が実現すれば、共同文書の採択を目指すとみられる。停戦ラインをどう引くか、武器の撤去をどう進めるかなどが焦点となるとみられる。