ここから本文です

農協改革 JA全中、政府・与党案受け入れ

TBS系(JNN) 2月9日(月)11時59分配信

 大詰めを迎えていたおよそ60年ぶりとなる農協大改革の議論。JA全中=全国農業協同組合中央会は、政府・与党の改革案を受け入れて全中を一般社団法人に転換し、地域農協への監査権を廃止することなどで合意しました。

 これは、9日、自民党の会合で正式に決まったもので、具体的には、全中を農協法に基づく組織から一般社団法人に転換した上で、会計監査部門を一般の監査法人として分離・独立させることなどが柱となっています。

 「(政府・与党案を)受け入れました。まさに大変革、大きな変わり目でありますけれども、その内容にそって決断させてもらった」(JA全中 萬歳章会長)

 地域農協にとっては経営の自由度が高まることになりますが、一方で、都道府県の中央会が「連合会」として存続するなど、引き続き中央会の影響力が残る可能性もあります。

 今後は改革の目的である農家の所得向上に、今回の改革がどうつながるのかがカギとなります。(09日17:47)

最終更新:2月9日(月)20時7分

TBS News i