新幹線に乗る前の最後の食事を、ここで摂ることにし送迎までしてくれたのです。
「さわやか」のハンバーグは今や静岡県民のソールフードという枠に止まらず、近県からも強い指示を得ています。
ちなみに我々も混雑を少し回避しようと13時過ぎに行ったのですが、それでも一時間待ちでした。
それよりも何よりも駐車場が他県ナンバーばかりなのに驚きました、我々が空くのを待っていた列は片方12台駐車スペースがありましたが両サイド合わせて24台すべてが県外ナンバーでしたからね。
まあ立地が県境であるにしてもすごい話ですよ。
やっと順番がまわり店内に入って着席、オーダーすると目の前にこのペーパーが置かれます。
下部の両片隅に「鉄板が来たら ここを持ってね」と書いてあり、それが懐かしくて思わず一枚撮りました。
この様に使うわけですね。
オーダーしたのは定番中の定番である「げんこつハンバーグ」です。
これを店員さんが熱々の鉄板の上で半分に切り、最終的な仕上げをしてくれるのです。
今は全国各地に同じ様なサービスのお店も出来ましたが、ここは25年以上前に初めて食べた時からこういうシステムでした。
そして何はさておき乾杯です。
運転をしてくれる後輩は申し訳ないが、ノンアルコールで……
そして、ひとりだけ何ももたない手が参加してますよね。
これは店員さんなんです。
乾杯の趣旨を伝えお願いすると音頭をとってくれるんです。
「では、みなさんの再会を祝してカンパーイ！」
という元気な声で食事は始まりました。
やはり格別の美味しさですね。
外側はしっかり焼かれているので噛み応えもありますし、噛むほどに肉の味がします。
それに合わせて……
赤身が残る肉の甘さと肉汁が絶妙な組み合わせなんですよね。
焼いたお肉の美味しさを知っている我々の理性と、生肉を食していた頃の本能との両方に働きかける魅力があります。
最後のひと切れを前に一息おいていると、後輩が
「その名残惜しそうな感じがいいですね」
と、シャッターをきりました。
このひと口が……
東海の旅の最後かなと思うと感慨もひとしおに、ゆっくりと味わいました。
さわやかはまた、誰かと来ますけどね。
はい、左様なり♪
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