天龍　11月の引退興行は「自分の中でケジメ」９カ月かけ恩返し

引退会見を行った天龍源一郎 Photo By スポニチ

　ミスタープロレスの天龍源一郎（６５）が９日、東京・後楽園ホールで会見を開き、正式に現役引退を表明。１１月の引退興行は「自分の中でケジメをつけるという思いが強い」と話した。「さっと引退するのもかっこいいと思ったけど、３９年かけてすごくいい思いをさせてもらった。残り９カ月で恩返しできたら」と１１月の引退という猶予期間を設けた意図を明かした。

　引退を表明し、「肩の荷が降りた」と清々しく語った天龍。「いつも後楽園ホールに来る時にはイライラしていた。でも、今日は自分の気持ちを素直に話せばいいんだって。ただ、また試合の近くなってリングに上がれば、またイライラも生まれるんだろうけど、それも楽しみたい」と話した。

　１１月１３日（予定）の引退興行まで約９カ月。そこまでは「天龍源一郎　引退〜Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ　ＦＩＮＡＬＴＯＵＲ」と銘打ち、大会を行っていく。今のところ、天龍プロジェクト主催の試合としては３月６日東京・新木場１ｓｔＲＩＮＧ（天龍源一郎・嵐ＶＳ那須晃太郎・杉浦透）、４月３日東京・新宿ＦＡＣＥ、５月３０日大阪・ボディーメーカーコロシアム第二競技場が決定している。引退発表後、初の試合は３月６日となるが、「はじけてやります。悔いのようにやっていきたい」。

　「寂しいのか、すっきりするのか、境目がまだ理解できない」とまだ引退の実感はないという天龍。引退興行には一部では両国国技館でという話も出ているが、「両国なんてあんな大きなところでと思っている。俺はどこでもいい。俺の中でケジメをつけたいというだけ」と話した。