大韓航空機の「ナッツリターン」事件で精神的ショックを受けたとして50日間の長期病気休暇を取得し、先ごろ業務に復帰したチーフパーサー(機内サービス責任者)のパク・チャンジンさんが、再び病気休暇に入ることが分かった。大韓航空が8日発表した。パクさんは6日から19日まで2週間の病休を申請し、会社側がこれを承認したという。
パクさんは「ナッツリターン」事件が明るみに出た昨年12月8日に最初の病休を申請、1度期間を延長し、先月30日まで計54日の病休を取得した。今月1日から業務に復帰し、4日間にわたり日本路線や韓国国内線で乗務したが、6日に病院の診断書を提出し、再び病休を申請した。
一部では「パクさんが3回目の病休を申請したのは過酷なスケジュールのせいだ」として、大韓航空による報復の可能性を指摘する声もある。これについて大韓航空は同日「当社には6000人以上の乗務員がおり、スケジュールはコンピュータープログラムによって勤務時間が同じになるように自動的に編成されている」と反論した。パクさんの今年2月の飛行予定時間(79時間)はほかのチーフパーサーとほぼ同じで、パクさんの以前の勤務時間とも変わらないというわけだ。大韓航空は「昨年のパク・チーフパーサーの月平均飛行時間は85時間で、今年2月よりむしろ多かった」と説明した。