最強寒波で大雪…富山市で「真冬日」を記録

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 この冬、最強クラスの寒波の影響で日本海側では9日、大雪となっている。大雪警報が出ている富山市から北日本放送の数家直樹アナウンサーが中継。

 富山市の市街地は8日までは全く積雪がなかったが9日日中に降り積もり、午後4時の積雪は富山市で37センチ、砺波市で37センチ、高岡市伏木で34センチとなった。

 9日の富山県内は、各地で朝から見通しが利かないほど激しく雪が降っている。また、強い寒気の影響で気温も上がらず、日中の最高気温は富山市で氷点下1℃、高岡市伏木で氷点下1.7℃と、この冬初めて気温が1日を通して0℃を下回る真冬日となった。富山市内の小学校では児童の安全のため集団下校する学校もあった。

 そして、大雪の影響は交通機関にも出ている。富山空港を発着する空の便は、9日は東京へ向かう第1便を除く全13便と10日の東京行き第1便が欠航を決めた。また、JR北陸線は、午後2時半過ぎ、高岡市内で電車のパンタグラフが雪の重みで下がってしまい、上り線は一部の区間で約1時間運転を見合わせた。

 9日午後6時から10日午前6時までの12時間に降ると予想される雪の量は、いずれも多いところで平野部は40センチ、山間部は50センチとなっており、気象台は引き続き大雪に警戒を呼びかけている。