NMB梅田彩佳「卒業公演にならないように…」＝念願のミュージカル主役に意欲

「ウィズ〜オズの魔法使い〜」の稽古場会見で歌う梅田彩佳＝９日、東京

　宮本亜門氏の演出で再演されるミュージカル「ウィズ〜オズの魔法使い〜」の稽古場会見が6日、東京都内で行われ、主役を務めるNMB48の梅田彩佳とAKB48の田野優花らが出席した。このうち梅田は「AKB代表として舞台に立つことを改めて自覚して頑張らなければ」と意欲。前回主役の増田有華が公演後にAKBを卒業したことに話が及ぶと、「卒業公演にならないよう頑張ります」とコメントした。

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　会見では、宮本氏が「これで卒業ではないぞ。これからもグループで頑張って、経験をみんなに伝えてほしい」と梅田に言葉を掛けた。これを受け、梅田は「そうならないように本気で頑張るし、その後もNMBでの活動を続けたい」と応じた。
　同作は2012年秋に上演され、主役ドロシーはAKBグループ内でのオーディションで増田が選ばれた。今回も3次にわたる同様のオーディションを経て、梅田と田野が主役に決まった。
　前回は最終審査で涙をのんだ梅田だが、宮本氏は「だいぶ歌を勉強してきて、（実力が）上がってきていた。この人のドロシーを見たいし、稽古場でもっと積み上げたいと思った」と選抜の理由を説明。これに対し、梅田は「本気で（オーディションを）受けた熱意が亜門さんに伝わった。稽古がすごく楽しくて、毎日がハッピー」と充実感をにじませた。
　田野については、「前回のオーディションで『やる気がないなら帰っていいよ』と（参加者に）言ったら、一番最初に帰ってしまった」と宮本氏。「空間を動かす壮絶なダンス力や柔軟性がある」と絶賛すると、田野は「AKBでは個人への指摘が少ないけれど、稽古場では亜門さんが私一人にアドバイスしてくれる。毎日が刺激的」と話した。
　「ウィズ〜オズの魔法使い〜」は3月7日から22日まで東京公演が行われ、4月に大阪、名古屋、福岡各市で上演される。