【女流名人戦】清水終戦!タイトル戦11連敗

2015年2月9日6時0分  スポーツ報知
  • 3連敗で6期ぶりの復位を逃した清水市代女流六段
  • 3連敗で6期ぶりの復位を逃した清水市代女流六段

 ◆報知新聞社主催 ユニバーサル杯・第41期女流名人戦第3局(8日、岡山県真庭市・湯原国際観光ホテル菊之湯)

 岡山県真庭市の「湯原国際観光ホテル菊之湯」で8日に指され、先手の里見香奈女流名人(22)が111手で挑戦者・清水市代女流六段(46)に勝ち、通算3連勝で防衛。清水はタイトル戦11連敗となった。

 早すぎる終戦に、清水の表情は険しかった。「里見女流名人に1局でも多く教わりたかったので残念ですが、課題をもらえたので次につなげていけたらと思います」。女流名人10期を誇る第一人者は、1勝も挙げることなく大舞台を去った。

 後手ながら巧みな駒組みでリードを奪うが、勝負所で積極的に繰り出した△8七銀が誤算に。「他の手もあったかと思いますが、今はまだ分かりません」。劣勢となっても、執念の粘りで自玉の上部脱出を図ったが、逃げ切れずに屈した。

 09年度の女流名人位戦(当時)で里見に敗れて以来、タイトル戦11連敗。翌年度、女流王将を失い18年ぶりに無冠となってから4年以上になるが、裏を返せば挑戦者になり続けるのは実力の証しでもある。来期も、女流名人挑戦者候補の最右翼であることに変わりはない。(北野 新太)

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