羽生名人が自動車を駒に対局
2015年2月8日17時29分 スポーツ報知
本物の自動車を将棋の駒に見立てて、縦54メートル、横33・3メートルの巨大な将棋盤でプロ棋士が対局する「車将棋」が8日、埼玉県所沢市の西武ドームであった。“史上最大”の対局をしたのは羽生善治4冠と豊島将之七段で、羽生4冠が勝利した。
特設された巨大な盤には各陣営の自動車計40台が所定の位置に。先後を決める振り駒は元プロ野球選手の古田敦也さんが務め、豊島七段の先手に決まった。対局が始まると両者の指示に従い、ドライバーが見事なテクニックで動かしていった。
対局を終えた羽生4冠は、「どうなるか想像できなかったが、(ドライバーのテクニックに)感動した」と話した。
人を駒に見立てて、対局する「人間将棋」はあるが、日本将棋連盟によると本物の自動車を使うのは初の試みという。