リスティング広告代理店を辞めた今だから言える、ちゃんとしてる代理店を選ぶ6つのポイント

 

インターネット広告が広がっていくにつれて、リスティング広告に取り組んでいる企業様が増えてきています。

1万円からでもはじめる事ができて、なおかつ広告出稿までの時間が短いというのがあるので取り組みやすいので、今はやっていないけど導入を考えているお客様は多いのではないでしょうか。

それに伴ってリスティング広告の運用代行をするネット広告代理店が増えていることも確かです。

 

僕はちょっと前まで約3年ほどリスティング広告の代理店で働いていました。

お客様のゾーンとしては、最低金額が1万円から最高が1千万円を超えるお客様まで担当をしました。おそらくリスティング広告代理店を利用されるお客様は、この辺りの広告費ゾーンのお客様が一番多いのではないでしょうか。

なぜなら

  • ノウハウもない
  • 社内に人間がいない
  • 担当者を雇えない

からです。

そんな需要もあってか、「リスティング広告 代行」と検索してみると、

リスティング広告 代行 - Google 検索

 

こんなに広告が出てきます。とくに「小額からでも大丈夫」という感じで、小額運用での成果を歌った広告文が多くでてくることが分かると思います。

やはり中小企業様の「リスティング運用代行」に対する需要は高いと思われます。

 

ただ、こんだけ出てくると比較するのが難しいと思いますが、出てくる記事といえば、よくわからない比較サイトであったり、企業が書いた半分ステマのような記事ばかりで比較できないよーという方向けに今日は「リスティング広告代理店勤めていた」僕が思うリスティング広告代理店の正しい選び方を書いてみようと思います。

 

リスティング広告代理店に勤めていた僕が思う、辞めた今だから言える代理店を選ぶポイント

1、実際に運用している担当者と会えるかどうか

これ重要です。会社によっては

  • 新規営業
  • 既存フォロー担当
  • 運用担当

というかたちで、運用する人と、実際に会って話が出来る人が違う場合があります。

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この場合は要注意で、ビジネスモデルや、実際の状況が運用担当まで伝わりづらく、本質的な対応ができません。必ずコミニケーションの伝達ミスといったことが起きてしまいます。また、実際は既存フォロー担当に運用経験がない場合も多く、運用担当にうまく意図が伝わらない場合もあります。

ですので、変に分業している所に関してはスゴく注意をしてください。

 

2、一人当たり何社担当しているか

運用代行手数料が安く(10%以下なら要注意)、なぜ安いのかという質問に対して

  • 高度なオペレーション体制
  • 仕組み化

みたいな説明をしてくる会社に多いのですが、一人当たりの運用社数が100社とか120社みたいなことがあります。

これには理由があり

  • 利益を出さないと行けない
  • そんな環境で働きたくないので人が集まらない

という2点からおこります。僕の前職は完全にこれでした。

 

手数料が他社よりも安い場合、利益を出すためにはより多くの案件を担当する必要があります。

ですので一人当たりの受け持ち社数がめちゃくちゃ増える事になります。

そうなると社内で誰もやりたがらないので、ますます受け持ちの社数が増えていきます。

そうなると今度は運用担当者がオーバーワークになってしまい会社に定着しないので、さらに残された人達の負担が増え、ますます運用に手が回らなくなるという悪循環に陥っていきます。

ノウハウを持った人の流出により、さらにサービスレベルが落ちていくという悪循環。。。こういうことが手数料の安いリスティング広告代理店では起っています。

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ですので、安さだけでリスティング広告の代理店を選ぶのはマジでやめたがいいと思います。実際1ヶ月一回も見ていない見たい事ざらにありますよ。

 

3、上級資格保有者は何人いるか

これは、運用する人、実際に対面する人を会社がどれだけ教育するかというその会社の「本気度」、運用に関する「本気度」を示していると思います。

実際のところ運用にはあまり影響はないのですが、その会社が

  • ちゃんとした知識をもった人材を育成して、しっかりとした運用体制を築きたい!

という本気度をはかるためにもこれは聞いておいてください。

 

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また、リスティングの運用をアルバイトにさせている会社も普通にあります。

アルバイトが悪いというわけではないですが、アルバイトさんに資格取得をさせられることのできる企業は少ないですので、中の運用体制をはかるいい基準になると思います。

また、初級は簡単に取れるので、あくまで「上級」の資格者数を聞いてください。

 

4、商品のことを良く理解しようとしてくるか

  • 商材の粗利率
  • 商材のリピート率
  • 商材の客単価

は最低限運用して成果を出そうと思うなら、必要な情報です。

逆にいうと、これを聞いてこない時点で、成果出す気あんまりないか、そもそも能力が不足している可能性があります。

 

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5、最低契約期間が短いかどうか

リスティング広告は成果が出ない場合もあります。。

営業トークで「長期的に」みたいな話が出ると思いますが、正直3ヶ月が限度だと思います。

ですので最低契約期間が半年、1年、2年みたいな代理店には注意が必要です。

 

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6、ブログなどで情報発信をしているかどうか。

これも大事だと思います。

やはり自社がどれだけノウハウあるかをしっかりと出す事が出来る企業は、ノウハウがしっかりと蓄積していっている会社なので、業界内での評価も高いです。

逆にほとんどの会社は、そういうブログで勉強してます笑

 

逆にこれは参考にならない

1、Yahoo!,Googleの正式代理店

これは、あんまり参考になりません。Yahoo!,Googleは広告を売ってきて欲しいので、比較的簡単に代理店になることができます。これと成果が出せるかは全く関係ありませんし、実力やノウハウとも全く比例しません。

2、星

よく「3つ星」「2つ星」といったマークを見つけますが、これもそこまで参考になりません。

ヤフーやグーグルからの代理店に対する「良く広告費使ってくれたね!」という証明なので、特に成果がでている、ちゃんとしているわけではありません。

この星をとるのに必要なのは、予算消化とリスティング広告をたくさん売るための営業力です。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

これからリスティング広告を選ぶという企業様も、今契約してるんだけど、見直してみようかなというお客様も是非参考にしてみてください!

ちゃんとやってくれそう!ではなくて、ちゃんとやってくれる!ところを選ぶのが大切ですよ!!