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黒の星眷使い ~世界最強の星眷使いの弟子~ 作者:左リュウ

第三章 五大陸魔法学園交流戦

第五十五話 顔合わせ

 予選が終わり、イヌネコ団が晴れて交流戦に参加することが決定した。予選が終わり、控室で休んでいたソウジたちは少ししてから別室に案内された。予選が終わったばかりだというのに寮に帰る間もなく連れられるあたり、スケジュール的に厳しいというのは本当らしい。
 案内された別室の扉を開けると、そこにいたのは生徒会、そして風紀委員会の面々だった。

「フェリスたん! さあ、お姉ちゃんのこの胸に飛び込んで――――」
「失礼しました」

 バタン。と、フェリスがすぐに扉を閉める。扉の向こう側で「ぐへっ」という声と、何かが扉に激突したような音が聞こえてきた。そして、扉の向こう側でベリベリという何かを引きはがす音が聞こえてきて、その後に向こう側から扉が開いた。

「ごめんなさいねぇ。さあ、入って」
「ありがとうございます、コーデリアさん」
「うふふ。大丈夫、いつものことだから」
「うちの姉がいつもご迷惑をおかけして申し訳ありません……」
「気にしないで、そっちも大変でしょう」

 フェリスと話しているコーデリアは生徒会の副会長である。エリカがアレなのも重々承知しており、抑えに回っているのはいつも彼女だ。フェリスの苦労も分かっているのだろう。

「姉さんは?」
「適当に縛ってエリカ専用の物置きに放り込んでおいたわ」
「ありがとうございます。お手数をおかけして申し訳ありません」
「いいんだそれで!?」

 クラリッサがツッコミを入れたが二人はさも当然とばかりに頷く。
 とはいえ、フェリスが傍にいるとどんなふうに発狂しかねないので仕方がない。

「というわけで、後はお願いね。クライヴくん」
「分かっている」

 はぁ、とため息をついているのは風紀委員長であるクライヴ・ライガである。風紀委員長ということはこの学園で二位の実力を持つということであり、更に風紀委員会とは学園の風紀を護る事。時には規律を犯す生徒を取り締まる場合もあり、緊急時には学園を防衛する役目を持つ。そんな風紀委員会の頂点に立つ少年は、眼鏡をかけた真面目そうな雰囲気で、とても学園第二位の実力を持つ強者には見えない。勿論、見かけで判断するようなことはしない。だが感じられる魔力も大したことが無いというのが正直な感想だが、だからこそソウジにとっては眼の前の人物が只者ではないということが分かる。
 彼は自信の持つ大きな魔力をきっちりとコントロールしている。その力を表に出すことなく、自身の内に完璧に留めている。実はこういった魔力コントロールはかなり難しい。フェリスでさえその大きな力を隠し切れないのだから。そしてその技術でいえばエリカやこの中にいる生徒会、風紀委員会のメンバーは全員見事という他ない。

「俺が風紀委員長のクライヴ・ライガだ。まずは本戦優勝おめでとう。そして、これから交流戦を共に戦う仲間としてよろしく頼む」

 すっと差し出された手にクラリッサは応じた。そんなクライヴの背後ではコンラッドやデリック、アイザックといった見知った面々がいる。

「そういえば、ソウジくんはコンラッドと戦って勝ったそうだな」

 クライヴに言われて、ソウジは静かに頷く。

「まだ一年生なのに頼もしいよ。コンラッド、お前はもうちょっと精進しろ」
「うっせぇなァ。俺だって頑張ってるんだぜ? こう見えて、あれから結構頑張ったんだからな」
「ああ、その調子で頑張れ。それと、ソウジくん以外のメンバーにも勿論、期待している」

 風紀委員会のメンバーが学内にある差別的な風潮に左右されていない理由が、この風紀委員長を見てなんとなく分かった気がした。少なくとも彼は悪い人物ではない。

「オレとしては、こんなかわいこちゃんたちと組めて嬉しいねぇ」

 と、デリックが満足げに頷いている。アイザックがそんなデリックの軽い態度を咎めるようにじろっと見ているがデリック本人が気にした様子がない。

「そんじゃあ、クライヴさん。せっかくだし自己紹介でもしましょうや。一年生はまだオレらのこと完全には知らないだろうし」
「そうだな」
「はいはいは――――い! それじゃあボクから自己紹介するっ!」

 元気いっぱいの声で手を挙げたのは一人の少年。ただし身長はこの場にいる誰よりも小さい。
 見た目はせいぜいが十三、四歳ぐらいにしか見えない。その少年は明らかに学園指定のものではない帽子を被っており、椅子の上に座りながらニカッとした明るい笑顔を浮かべていた。

「ボクは生徒会所属、二年のルーク・ベンソン! 十三歳だよ」
「十三歳? あれ、でもこの学園の入学資格って十五歳からじゃ……」

 レイドの言葉にルークが笑みを浮かべたまま、

「ボクは飛び級なんだよ。これでも学内順位じゃ四位だからね! 二年生の中じゃ一番強いんだから!」

 この学園の学内ランキングの一位、二位、三位はいずれも三年生である。四位である彼が二年生ということは、実質彼が二年生の中で最強の実力を持つと考えてもよいだろう。しかもそれがまだ十三歳の子供なのだ。驚くのも無理はない。
 そしてルークはソウジに興味深そうな視線を向ける。

「君がソウジ・ボーウェンかぁ……ふーん」
「……?」
「ねぇねぇ、君から見てボクって、どれぐらい強いと思う? あ、遠慮せずに言ってよ!」

 どのような意図があるのか分からない質問だが、当のルーク本人はニコニコとした笑顔を崩さないままだ。

「えーっと……そうですね。正直言って、今の段階では先輩の強さは判断がつきませんけど……でも、」
「でも?」
「風紀委員長さんに比べると、力を隠すのがやや下手だな、と」

 クライヴと同様、ルークも上手く魔力を隠している。だがクライヴと比べた場合、彼の方が力を隠すのが下手のように思える。

「ええ~? ボク、しっかり魔力は抑えてると思うんだけどな」
「しっかりと抑えられていますよ。見事です。ですが、風紀委員長さんと比べると今一つ、って感じです」
「それを見抜く君もタダモノじゃないよね。うん、面白いっ!」

 ルークが笑顔でサムズアップをしてくる。
 何が面白いのかソウジにはまったく分からなかったが、とりあえず苦笑いしておく。

「ほらほら、アイヴィねーちゃんも挨拶しときなよ」
「ふぇぇぇ!?」

 どんっ、とルークがわざわざ椅子の上に立ってから傍にいた気の弱そうな女子生徒の背中を押す。女子生徒はショートボブの髪型をしており、自分に自信のなさそうなおどおどとした表情を見せていた。

「あ、あの、えっと……アイヴィ・シーエル、です……二年生です……はぅぅぅ……」

 そのままアイヴィは何かしらの限界が来たのかコーデリアの背中に隠れてしまった。どうやらかなり人見知りらしい。

「ちなみにアイヴィねーちゃんの学内ランキングの順位は六位。もう、しっかりしてよね、アイヴィねーちゃん。ボクより年上なんだからさ」
「む、無理ですぅ……わ、わたっ、わたし、人見知りで……」
「あのね、アイヴィねーちゃん。ボクたち再来年には学園を卒業して社会に出てるんだよ? そんな人見知りのままだと社会に出てもやってけないよ? もう少し自分に自信を持たなきゃ!」
「無理ですよぅ……」

 十三歳の子供に十七歳の学生が、社会に出た時のことを心配されているという異様な光景がそこにはあった。とはいえ、ルークの方はというと彼は『十二家』の一員である。その為に様々な教育を施されているのだろう。

「それなら、次は流れ的に私かしらね」

 と、一歩進んで前に出てきたのは美しい長い黒髪を持った女子生徒。
 さきほどのフェリスとのやり取りやエリカに腹パンをかまして暴走を止めていたのでおなじみの人物である。

「あらためまして、私は三年のコーデリア・エアハート。生徒会の副会長をしています。最近はエリカの飼育係も兼任しているわ」
「助かってます」
「フェリス、いいのかそれで」

 まさかの姉の飼育係宣言をされているのに妹の方はというと心底助かっているといった様子だ。

「うふふ。でも、けっこう難しくてねぇ。手を焼いているわ」
「頑張ってください、応援しています!」

 両手にぐっと拳をつくってまで応援しているフェリス。
 どうやら自分で姉を何とかするという方向は無いらしい。

「そんじゃあ、生徒会側の紹介も終わったところで次はオレら風紀委員会だ!」

 エリカのことは言うまでもない。というより、倉庫に押し込められているので出来ないと言った方が正しいか。

「オレはみなさんご存知の、絶対命中・射撃魔法の天才、デリック・バルモア! そしてこっちが先輩のコンラッド・アッテンボローさんだ!」
「おうよ! ……って、勝手に俺の紹介を省略してんじゃねぇ!」
「えー。でも、オレらはもうクラリッサちゃんたちとは知り合ってるじゃないッスか」
「そりゃそうだけど、お前だけ自分の紹介を色々と盛ってるだろうが!」
「そこはまあ、ご愛嬌という事で」
「てめぇえええええええええええええええええええええ!」

 そこからギャーギャーと言い争いを始める二人。ソウジたちは苦笑いしていたが、デリックとコンラッドの二人の言い争いを冷たい眼で睨む女子生徒が一人。

「はぁ……相変わらずバカな二人ね」
「んだとぉ!? おらニコラ! てめぇ、俺たちのどこがバカだってんだ!」
「どうでもいいことで騒いでいるからよ」

 涼しい表情でコンラッドの言葉を聞き流すニコラ。
 クライヴが苦笑しながら、ソウジたちにニコラの説明を始める。

「彼女は三年生のニコラ・ヘイマー。風紀委員会の副会長を務めてもらっている」
「よろしくね」

 ニコラの先ほどからの冷たい眼はどうやらそれが彼女のデフォルトらしい。先ほどから変わらないクールな表情のまま、ソウジたちイヌネコ団の面々を眺めている。

「おいこらアイザック。お前もちゃんと自己紹介しろ」
「自己紹介なら以前にしただろう。必要ない」
「お前なぁ、これから一緒に交流戦を戦う仲間だっていうのに冷たいねぇ」

 そう言って、肩をすくめるデリック。だがアイザックもデリックの言葉には一理あると考えたようで、溜息ながらも説明を始めた。

「二年のアイザック・シャイルズだ。よろしく頼む」
「ま、及第点かな」

 デリックがやれやれといった様子になっている。
 そしてあらかた自己紹介が終わったタイミングを見計らって、クライヴが一歩、前に出た。

「ここにエリカと君たちを含めたメンバーが、交流戦に出場するメンバーだ」
「まあ、具体的に人数を挙げると、試合に参加するメンバーが全部で十五人ね。生徒会から四人、風紀委員会から五人、あなたたちのギルドから六人」
「一つ質問をさせていただいてもよろしいですか」
「うむ。なんだ?」

 オーガストが挙手をし、クライヴがそれに頷く。

「生徒会から四人、風紀委員から五人、そして僕たちのギルドから六人。この数字の意味はなんでしょうか?」

 オーガストの質問に頭を痛そうにしてため息をついたのはコーデリアである。

「あー……それね。最初は生徒会、風紀委員会、そして一般生徒枠のギルドから各五人ずつが出場する予定だったんだけど……その、エリカが……」

 姉の名前を出されてフェリスが嫌な予感がします、とでも言わんばかりの表情をする。

「……『生徒会の五人目の枠はフェリスたんに決まってるじゃない! こればかりは何人たりとも譲るつもりは無いわッ!』って言ってたから、お恥ずかしい話なんだけど、うちだけ五人そろわなくて……」
「まあ、フェリスおねーちゃんって有名人だからねぇ。ボクもおねーちゃんの実力は少しは知っているつもりだし、戦力という点に関してフェリスおねーちゃんを挙げた辺り、今回ばかりはエリカおねーちゃんの言っていることはマトモだったから五人目の枠は空けておいたんだけどさ」

 つまりイヌネコ団に入ったことでその五人目の枠が空席になってしまったというわけになる。

「まあ、ボクは普通に引き抜いちゃえば? って思ったんだけどね。エリカおねーちゃんが止めたんだ」
「姉さんが? でも、どうして……」
「ふふっ。フェリスちゃん、あの子は……エリカはね、いつもあなたの幸せを一番に考えているわ」

 コーデリアの言葉に、フェリスが黙り込む。フェリスも、エリカがフェリスのことをよく考えてくれているということぐらいは分かっているつもりだからだ。

「だから、今の場所で幸せそうにしているあなたの邪魔をしたくなかったのよ」
「姉さん……そんなことを……」

 フェリスはエリカが自分の幸せを考えてくれていることに感謝しながら優しい笑みを見せた。
 だが、

「……………………………………わたしの幸せを考えてくれているなら、講堂でわたしの盗撮写真を大画面で公開しないでほしいのですが……」
「……………………………………あれは……えっと、事故のようなものなんだけど……その、ごめんなさい……」
「……………………………………いえ、コーデリアさんが悪いわけじゃありませんから……」

 二人の間に気まずい沈黙が流れた。
 そんな気まずい沈黙を切り裂くように、ごほんとクライヴが咳払いをする。

「とにかく、だ。これから交流戦を共に戦う仲間として、あらためてよろしく頼む」

 クライヴの言葉でこの場における顔合わせは締めくくられた。



「…………うぅ。ったく、コーデリア何も蹴ること無いじゃないのよ……おかげで気絶してたわ……って、クンカクンカ、スーハースーハー……この香りはフェリスたん! そこにいるのはフェリスたんね! そこにいるのね! ちょっと待っててお姉ちゃんが今すぐに抱きしめてあげるから! そのあとは一緒にお風呂に入って、一緒に寝ましょうね! ああ、フェリスたんと一緒に寝ることを考えるだけで、こう、ムラムラするわ! 待っててね愛しのフェリスたん……ぐへへへへへ。じゅるり。おっと涎が……ってあれ、なんで体中に鎖が巻きつかれているの? ちょっ、コーデリア! さっさとここから出しなさいよ! フェリスたんが泣いたらどうするの!? ああ、かわいそうなフェリスたん! 大好きなおねーちゃんの愛の抱擁が受けられなくてきっと悲しんでるわ! こんな鎖ぐらい自力で引きちぎってぐべらっ」


 ……最後に生徒会長が色々と雰囲気をぶち壊してしまったものの、とりあえずこの場における顔合わせはコーデリアのエリカに対する腹パンで締めくくられた。



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