海上安全保障:船舶・貨物
-訓練、セキュリティ、保護、回収
CTSSでは誇りを持って、海運物流業界のための総合セキュリティ・ソリューションを提供致します。乗組員のセキュリティ認識向上のための指導、ISPS(船舶と港湾施設の国際保安コード)等の法規制やプロトコールの遵守訓練、港湾施設での特別セキュリティ事前警戒、湾岸から輸送するLPGの保護やロッテルダム-横浜間を搬送するコンテナ船援護など、一連の総合セキュリティ・ソリューションおよびそれぞれのニーズに合った船長・スタッフ訓練プログラムを、認定施設もしくは顧客の船上で実施することが可能です。
さらに、ISPSその他の条約並びに国家・港湾のセキュリティ規則などの遵守を徹底するために、従業員を訓練するのみならず当社要員の派遣も致します。CTSSは最もハイレベルの海洋教育機関と提携して、効率的かつ包括的な教育の様々な選択肢を提供し、船舶会社と船長・船員の法令遵守の検証も致します。全ての国際協定、プロトコールならびに特別な国内要件を遵守するための訓練を実施することもできます。さらに、既存の枠組みに変更があった場合は、常に最新情報を提供致します。
当社の職員は、ほぼすべての想定しうる脅威から顧客の船舶、貨物、人員を守るのに十分な熟練技術を備えています。海賊、ハイジャック、盗難、テロなどの危険に対処できる特殊訓練を受け、外洋での豊かな戦闘経験を有し、膨大で多様な作業と安全保障の目的を遂行することができます。今日の艦船はハイジャック、人質問題から、テロ攻撃、船舶を媒介体とする犯罪行為、船舶本体の武器・妨害物としての使用、海賊から盗難にわたる数多くの危機に瀕しています。
犯罪活動やテロ行為が蔓延している現代のハイリスク環境では、有能なプロ集団を船に同乗させて、旅程の一部または全区間で安全な船舶間距離を確保して、確実に乗組員、資産、積荷を保護する対策を講じることは、かけがえのない安全と安心の保険を意味します。CTSS職員は、顧客の乗組員と緊密に協力して、全ての潜在的脅威を特定して軽減する具体的計画をご一緒に立案いたします。そして予見できないような状況や、潜在的に脅威を与える状況が万が一起こったら、断固たる行動によって顧客の資産と従業員を保護する措置を採り、被害、経済損失や法的責任問題を回避いたします。近年、海賊被害、誘拐事件およびそれに伴う巨額の身代金要求や金銭強奪事件が増大しています。人命と財産を保護するために不可欠な行動を取る必要性が財政的に増大するとともに、企業生命に関わることになっています。貨物の損失、材料損失および出荷・運行遅延コスト等の要素が加わると、船舶所有者、誘拐被害に遭う乗組員、輸送会社および荷主会社の純損益に巨大な圧力が加わって、経済的に非効率なコストがかかり、保険料、事業運営費を押し上げる結果となっています。
顧客の資産や貨物を追跡するための豊富な能力をCTSS職員は備えています。当社のチームはセキュリティ・サービスの一環として、または個別対策として、貨物から容器、船舶のひとつひとつのみならず乗組員のひとりひとりに至るまで、安全で確実な方法で電子検査を行い、これら全てを護送し、個別認識デバイスをつけて追跡することができます。こういった措置は、当社と顧客がご一緒に、怪しい動きや潜在的な問題や遅延に対して万全の警戒を怠らず、迅速で効果的な対応を行うことを可能とするのみならず、製造現場から荷積み、港渡、海上運輸、荷降、関税手続きから配送まで、流通経路全体の安全を確保するのに役立ちます。したがって管理、安全のための必要手段と測り知れない保証を顧客に与えることができるのです。
船舶や貨物の損失が起きた際には、資産の回収作業も致します。近年、数多くの船舶と積荷が強盗やハイジャックに遭遇し、時には回収不可能になり、またある時には、政治的秩序や法的秩序がまったく確立されていない場所で放置されています。当社の職員は、貨物や輸送船回収作業に関する相当の経験を積んでおり、盗難に遭った積荷や財産の返還交渉にも長けています。
CTSSではさらに、沿岸警備隊、海軍その他の関係筋と協力して、万が一攻撃の試みが起きた場合は、直ちに対応して対策を実施致します。公海上や海浜区域内で、できることならペンライダー号事件やシルク・プライド号事件のような悲劇を回避できるよう、航海中や港湾近くの船舶の安全を護り、確かな安心を提供すると同時に、港湾法事項の遵守をより容易に致します。