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【プロ野球】

巨人・高橋由が初コーチ業 ノックも披露

2015年2月9日 紙面から

打撃練習終えた片岡(左)に声をかける高橋由兼任コーチ=サンマリンスタジアム宮崎

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 今季からコーチ兼任となった巨人・高橋由伸外野手(39)が8日、宮崎キャンプで初めてノックを打った。100球を浴びせた相手は阿部、井端、片岡と豪華なメンバー。現役選手でもあるだけに、より実戦に近い打球で3人の守備を鍛え上げていった。

 「半分くらいは恥ずかしい方が多いですね」と高橋由。終了後は新任コーチらしい初々しい言葉を発したが、グラウンドでは真剣勝負。一塁に入った阿部、二塁に入った片岡や井端にもノックバットを振るった。打球は片岡が「いい回転」とうなるほど。初めてとは思えない出来栄えだった。

 そんな高橋由が放つ打球を感慨深げに受けた男がいた。井端だ。2人は1975年生まれの同級生。「機会があれば打ってもらいたい」と対決を望んでいた。本人はもう少し遅い時期を予想していたが、守備コーチが多忙だったのを見た阿部が「お願いします」と頼んだことで第2クールで早くも実現。27球を捕ると率直な思いを口にした。

 「すごく不思議な感じがしました。今まで年下からのも、同級生からのもなかったんでね…」

 この気持ちは高橋由も同じで、「僕自身も不思議な感じがします」とポツリ。しかし、感慨にふけり続ける暇はない。今の高橋由は現役とコーチの二刀流。「1回やったので2回も3回も同じ」。背番号24のノックは今後も実現しそうだ。 (川越亮太)

 

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