中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

広島の野間が攻守に存在感

2015年2月9日 紙面から

緒方監督(左)から直々にアドバイスを受ける広島・野間=宮崎県日南市で(出月俊成撮影)

写真

 広島のドラフト1位・野間峻祥外野手(22)=中部学院大=が8日、日南キャンプで攻守に存在感を見せた。右翼を守った実戦守備練習。二塁走者を置いた設定で右前打を捕ると、本塁にノーバウンド、ワンバウンドでストライク返球を2つ。走者に本塁突入をためらわせた。三塁へもダイレクト送球を披露。遠投110メートルの強肩は、正確性も兼ね備えていた。

 その背後に緒方監督の姿があった。大学時代に中堅を守っていた野間は、経験が少ない右翼守備を5年連続ゴールデングラブ賞の名手から密着指導された。「緊張しました。基本を教えてもらいました。カバーリングは一つも力を抜かずにやります」と気を引き締めた。

 初めて臨んだシート打撃でも、猛アピールした。6打席で3安打1四球。佐藤からは、変化球に体勢を崩しながら、さらに直球をはじき返して2本の左前打。飯田との新人対決ではフルカウントから、変化球に体を泳がせながら右前打した。

 ともに左腕。左を苦にしないことを証明した。会心の当たりでなかったが「崩されるのは嫌ではない。崩されても合わせる自信はあります」と高い対応力も示した。ただし「理想はきっちり捉える打撃。そこを目指したい」と慢心はない。

 緒方監督は「右翼守備はすぐに慣れそうだ。肩が強く、進塁を止めるチャージもできる」と合格点。打撃面でも「泳いでも反対方向に打つセンスを見せてくれた。慣れたらもっといいものを見せてくれるのでは」と、及第点を与えた。中堅・丸、左翼・グスマンは確定的。右翼争いは厳しいが「1番・右翼」で実戦デビューする10日の紅白戦へ、期待は高まる。 (山本鋼平)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ