【勉強法】の本を30冊読むマラソン、3冊目の続き。
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今日からすぐできること
全体を拡散的に見渡してから、今やるべき1つのことに集中する。それが終わったら、また全体を拡散的に見渡す。その切り替えをスムーズに行う。
概要
- 集中力のない人は、「集中(=1点に注意を向ける)」と「拡散(=全体に注意を向ける)」の切り替えが下手な人
- 注意の向け方が拡散に切り替わりやすい場合は、「勉強を始める前に片付けや物の整理をする」こと
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↑私が思う、集中できそうな机No.1。
【1】集中力のない人は、「集中(=1点に注意を向ける)」と「拡散(=全体に注意を向ける)」の切り替えが下手な人
脳には次のような面があると考えてください。
・注意の向け方には「集中」と「拡散」がある
・「集中」と「拡散」を同時並行的に行うことはできない
(中略)
集中力がないという人は、この集中と拡散の切り替えが下手な場合がよくあるのです。
(中略)
たとえば、「今日やらなければいけないこと」や「やりたいこと」全体に注意を向けながら、同時に一つのことに集中することはできない。できるのは、今日のスケジュールを拡散的に見渡してから、今やるべき一つのことに集中する、それが終わったら、またスケジュール全体を拡散的に見渡す。その切り替えをスムーズに行っていくことです。
脳が冴える勉強法―覚醒を高め、思考を整える (NHK出版新書 369)より引用
「集中(=1点に注意を向ける)」
「拡散(=全体に注意を向ける)」
これをスムーズに切り替えていく。
これって、以下の2つの記事で紹介した内容を組み合わせるといいと思いました。
【1時間は「20分が3つある」として行動する】「時間/手帳/朝活」について本気で勉強する【1】 - 僭越ながら
【生産性=集中×努力】ストップウオッチで時間を計るだけで人は集中できる。 - 僭越ながら
① 勉強に集中する時間を決める。(15分〜25分をひとつの単位にする)
② これから勉強する範囲全体を眺める。
③ ストップウォッチを15分〜25分にセット。
④ ストップウォッチを使って、集中して勉強開始!
⑤ ストップウォッチが鳴ったら、休憩がてらまた範囲全体を眺める。進捗具合も確認したり。
このようにすれば、
自分の脳に、勉強した内容を自動整理させる方法。 - 僭越ながら
↑の記事にあった、脳にインプットされた情報の自動整理もできる。
ちなみに、脳がリフレッシュされている状態を長く保つためには、
活動(緊張)と休息(弛緩)を繰り返し、メリハリを大事にすることが重要だそうです。
「集中」と「拡散」を切り替えていくメリットがここにもありますね。
【2】注意の向け方が拡散に切り替わりやすい場合は、「勉強を始める前に片付けや物の整理をする」こと。
もし、管理能力に優れた面倒見の良い上司がいて、今やるべきこととやらなくていいことを明確に判断した上で、『今はこれだけ頑張ってほしい』と言って、その仕事に必要な道具だけを机の上に乗せてくれたら、迷わずその仕事に集中できますよね。仕事や勉強を始める前の片付けや物の整理は、その上司の役割を自分ですることでもあるんです。
机の上やカバンの中を拡散的に見渡して、今必要でないものは片付け、必要なものだけを残す。
そうした物の整理をしているとき、脳は一つ一つの「やるべきこと」や「やりたいこと」の重要度や優先順位を判断しています。
それを行っていないから、注意の向け方が拡散に切り替わりやすい、という面があるのです。
また、集中が拡散に切り替わるきっかけになるものを視覚から消すことで、集中を持続しやすくなる、という効果もあります。
脳が冴える勉強法―覚醒を高め、思考を整える (NHK出版新書 369)より引用
"その仕事に必要な道具だけが乗っている机なら、迷わずその仕事に集中できる"。
私が思う集中できそうな机No.1は、冒頭の方に載せた画像の机。
あの机に、必要な道具だけ乗ってたら、めちゃくちゃ集中できそう。
(モチベupに是非!オシャレな【デスク周り】インテリア画像集 - 僭越ながらで紹介したものです。)
一方で、こういう机↓の方が集中できる人もいる。
ジャーナリスト田原総一朗さんの朝食を真似して作る - 僭越ながらで紹介した、田原総一郎さんの机です。
まったくの無音の方が集中できる人もいれば、
カフェなどの、ほどよい雑音がある方が集中できる人もいる。
それと同じで、
どんな机が一番集中できるかは、人それぞれなのかもしれません。
引用した書籍
脳が冴える勉強法―覚醒を高め、思考を整える (NHK出版新書 369)
- 作者: 築山節
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/01/06
- メディア: 新書
- 購入: 5人 クリック: 20回
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まだ続きます。
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1.「大人になっても勉強するなんてみっともないことはやめなさい」という記事に感銘を受けました - 僭越ながら
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