桂小枝、８時間耐久落語会　16席“完走”も「二度とやらんと思う」

「８時間耐久落語会」を公約通り無事に“完走”した桂小枝 Photo By スポニチ

　落語家の桂小枝（５９）が８日、大阪市内で８時間耐久落語会を開いた。“声が出なくなって途中でやめたらチケット料金返却”と事前に公約。終盤には「足が痛い。声もかれてきた」と弱音も吐いたが、午後１時から９時まで「愛宕山」「高津の富」など１６席を無事、やり遂げた。

　“テレビタレントのこえぴょん”の印象が強いが、本業の落語にも精力的。昨年からの芸能生活４０周年記念興行の締めくくりとして、同会を決行した。

　休憩を７回挟んだものの、「ずっと正座で４、５席目から急に足が痛くなり始め、休憩に入っても治らなくてちょっとつらかったですね」と終演後の会見で告白。「途中でやめたらかっこ悪いし、何とか頑張った。熱心に聞いてくれるお客さんに助けられた」と安どの表情をみせた。

　自身初の試みに、「８時間が限界。アホなことようやりましたわ。こんなしんどいこと、二度とやらんと思う」と苦笑い。

　だが、「８耐が終わったらしばらく落語は休憩と思ってたけど、もっとやっていく。小枝の落語はこれから」と、今年迎える還暦を前に高座への意欲をあらためてアピールしていた。