羽田空港へのアクセス鉄道構想が多数あるものの、好ましい形で2020年に間に合いそうなものは1つもなく、交通整理が望まれる。
羽田空港の役割増大と鉄道アクセス充実への期待
羽田空港(東京国際空港)は、1931(昭和6)年の開港以来、日本の空の玄関口となり、1964(昭和39)年10月の東京五輪でも大きな役割を果たした。
1978(昭和53)年5月に成田空港(新東京国際空港)が開港するとともに、原則として国際線は成田、羽田は国内線専用となった。
しかし、成田は反対運動により滑走路の延伸・増設もままならず、東京都心とのアクセスも不十分で、羽田の再国際化が求められた。そして、羽田は沖合展開・滑走路増設・ターミナル拡大等が進められ、2010(平成22)年10月に再国際化された。
グローバル化の進展とともに日本人の海外渡航は増える一方である。訪日外国人旅行者数は2014(平成26)年には1,341万人を記録し、政府は2020年までに2,000万人に達することを目指している。また、第5滑走路の建設その他の空港機能を向上させる計画や構想が目白押しである。
つまり、羽田空港は需要と供給の両面から利用は増える一方である。そして、2020年の東京五輪もあり、鉄道アクセス充実への期待が高まっている。
よほど海外や遠方への出張が多い人以外は羽田空港へ年中行くことはないが、「羽田空港へ直結!」となると先進的な街のイメージとなる。また、実際に海外や遠方へ行く際に便利なのは助かり、羽田空港へのアクセス改善は「住みたい街」を生み出す。
- 【沿線革命019】 乱立する羽田空港への新しいアクセス鉄道構想一覧 (2015.02.09)
- 馬込で高台の眺望や好アクセスを手に入れる 【提供:NIPPO】 (2015.02.09)
- 【沿線革命018】 「渋谷駅の出発を23秒早く!」他、 井の頭線の価値を高める鉄道イノベーション (2015.02.05)
- 【沿線革命017】 井の頭線の朝夕ラッシュ時は、「千鳥停車」で大幅にサービス改善! (2015.02.03)
- 閑静で華やかな文教エリアに暮らす 【提供:三菱地所レジデンス】 (2015.02.02)
-
田崎史郎「ニュースの深層」JA全中が演じた財務省の二の舞。 安倍官邸に「外堀戦法」は通じず (2015.02.09)
-
住みたい街2015 【沿線革命019】 乱立する羽田空港への新しいアクセス鉄道構想一覧 (2015.02.09)
-
高橋洋一「ニュースの深層」橋下徹・大阪市長vs.内閣官房参与の 大阪都構想めぐるバトルが、案外面白い (2015.02.09)
-
スポーツ[ボクシング] 杉浦大介「ヘビー級人気復興の鍵を握るクリチコ、ワイルダー」 (2015.02.09)
-