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「吉岡茉祐」新人声優のインタビュー&ミニグラビア【新人声優図鑑】
これからの活躍が期待される新人声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「新人声優図鑑」。
記念すべき第50回となる今回は、TVアニメ「Wake Up, Girls!」の島田真夢役、ドラマCD「ちゃんおぷ的ドラマ」のマユカ役、ゲーム「リベリオン ブレイド」のテニア役などを演じる吉岡茉祐さんです。
――では、インタビューをよろしくお願いします!
吉岡:わぁ〜、どきどき(笑)。私、自分のこと話し始めると長くなるんですけど、たくさんしゃべっちゃいますね(笑)。
――ぜひ(笑)。吉岡さんといえば、去年放送されたアニメ「Wake Up, Girls!(以下、WUG)」の主人公であり、物語から派生した同ユニットのセンター。昨年12月の幕張のライブでは、続編の告知に衝撃を受けました!
吉岡:私も心待ちにしていたので、すごく嬉しかったです!! あの時、初めて続編のPVを観て気になったのは、よっぴー(七瀬佳乃 CV:青山吉能)の髪がばっさり切られていたこと(笑)。この子、誰? って最初はわからなくて(笑)。よっぴーの面影はちょっと変わりましたけど、またこの7人の物語が動き出すんだな〜と思うと、待っていた甲斐があったというか。私自身もWUGを応援する“いちワグナー”として、頑張ってきてよかったなと思います!
――吉岡さんが続編に期待していることは?
吉岡:去年の劇場版「〜7人のアイドル」と12回分のアニメでは、どうしても語りきれない部分があったと思うんですよ。個人的に、私がどうしても気になるのはマネージャー・松田さんの過去。劇場版の、“俺はもう音楽はやめたから”っていうセリフが心に残っているので。あと、ワグナーさんたちの中では、アニメであまり描かれなかった菜々美(CV:山下七海)にもっと触れてほしいっていう声もあるみたいですね。
――なるほど。果たしてどうなるかは、山本 寛監督やスタッフさんたちの頭の中に…。
吉岡:そうですね(笑)。監督のなかでは構想が広がっているみたいで、お会いしたときに「こんなことがあるかも」ってポロッとお話してくれることもあります(笑)。あ、でも、劇場版仕様の新曲が出ることは、ほぼ確定しているみたいですよ(笑)。
――楽しみです! 吉岡さんが続編で、以前より頑張りたいことやリベンジしたいことは?
吉岡:私が演じる島田真夢ちゃんは、たぶんWUGのなかでいちばん泣くんですよ(笑)。でも、収録でなかなか自然に泣けなくて。今はほかの現場でも少しずつ経験を積ませていただいているので、今度また泣きのシーンがあったら、演出ではなく自然と泣けるようになりたいですね。今の私の演技を全身でぶつけたいです! あ、でも、島田真夢ちゃんは前より強くなっているはずだし、泣くシーンは少なくなるかもしれませんね。
――そういえば、1.5期といわれるスピンオフ「うぇいくあっぷがーるZOO!」でも、アニメのイメージとは少し違う“マユ”が描かれていましたね。
吉岡:そう、わぐZOOのマユはすごく強い部分が出ているんですよ(笑)。7人のなかでもいちばん変わってるんじゃないかな。ほかのメンバーもそれぞれ特徴が強調されて、表情も豊かになっている気がします。ミユ(CV:高木美佑)はますますあざとくなってるし(笑)、ミナミ(CV:田中美海)はたまに「うんめぇにゃー」しか言ってないことがありますね(笑)。いちばん変わってないのはカヤ(CV:奥野香耶)かな?
――ちなみに、演技面を含めて自分で成長したなと思う部分は? WUGの最終オーディションからは、もう2年も経つんですね。
吉岡:全部変わっていてほしいんですけど、いちばん変わったのは性格かな。自分への向き合い方が変わったというか、自分のことを見つめる機会が増えたというか。それまではあまり自分のことを深く考えることがなかったので。いい意味でも悪い意味でも反省することが増えて、新たな自分を発見していくための経験を積み上げられていると思います。
――センターとして、ほかのメンバーが成長したと感じることは?
吉岡:そうですね、客観的に見ると、ダンス面ではよっぴーが成長したと思います。あ、よっぴーは性格も変わってるかもな〜(笑)。もともとダンスが苦手だったメンバーが何人かいて。最初は2ステップから入っているから、あんなに激しいダンスが普通に踊れるようになるのは、やっぱりすごいと思います。美海は最初、腹筋ができなかったくらいなんですよ。香耶は身長が低いぶん、大きく見せられるように自分なりに考えているのがすごくわかるので、すごいな〜と思います。
あとは、遠くから出て来たメンバーを中心に、みんなすごくオシャレになったと思います! 私は服のセンスがないと言われ続けているので、東京になじめるように頑張っているところです(笑)。
――山本監督が、7人の成長を認めてくれることはありますか?
吉岡:個人的にはないですけど、ライブにはちょくちょく来てくださって、「みんな集まれ」って感じで、監督からの総評を聞くことはありますね。去年の9月くらいのツアーの最終では、めずらしく優しい言葉をかけてくださって。ちょっとびっくりしました(笑)。
――ふだん、センターとして意識することは?
吉岡:センターの重圧についてはよく聞かれるんですけど、あんまりなくて。立ち位置がわからない時に真ん中にいけばいいのはありがたいですけど(笑)。振り付けの方も、曲のなかでメンバー全員が一度はセンターになるように考えてくださっているし。あ、でもMCのときは、センターらしくしっかりしなきゃって思います(笑)。最近気づいたんですよ、MCって影の存在なので、目立ちすぎず、みんなの話を引き出すようにしないとなって。いざというときは、空気を読んで助けてくれるメンバーもいるので。
――そのメンバーとは…?
吉岡:美海です! 美海は、今がわちゃわちゃしていいときなのか、しっかりしなきゃいけないときなのか、状況をすごく分かってくれているので、MCで困ったときは隣の美海を頼ってます。美海は歌もうまいし、頑張ってるし、メンバーのなかでいちばんオトナですね!
――それでは次に、現在ドラマCDが発売中の「ちゃんおぷ的ドラマ」第二弾についても聞かせてください! 吉岡さんが演じられたマユカは、どんなキャラクターですか?
吉岡:(山下)七海と一緒に出演させていただいたんですけど、今ドキの大学生っていう設定で。じつは、けっこうアドリブががっつり入ってるんですよ。そういう意味では、私の素がそのまま出ているかもしれません(笑)。
――タイトルが「爆裂女子会議!!」ですからね(笑)。吉岡さん出演のトラックは女性キャスト5人ですから、そのアドリブはさぞやすごいことに…(笑)。
吉岡:もう、途中からはほぼアドリブ合戦ですね(笑)! 私と七海は同じ和歌サークルに所属している女の子の設定で、575の言葉のリレーとか、ラップ調の言葉遊びを、セーフかアウトか判断するんですけど。第一弾から出演されているみなさんは、とっさに言葉が出てくる感じがさすがだなって思いました!
――GREEのゲーム「リベリオン ブレイド」ではテニア役を演じていますね。
吉岡:すごくカッコいいお姉さんなんですよ。武器を直したりする職人系の。私、カッコいい女性にすごく憧れているので、こういう役ができるんだ、やった〜! と思いながら演じてました(笑)。
――しかも、関西弁ですよね。
吉岡:そうなんですよ! 私、大阪出身なのにWUGのメンバーから「エセだエセだ」って言われるので、今度から、「私、関西弁で仕事してますけど、どやっ!」って言いたいです(笑)。
――では、プライベートについてもおうかがいします! 吉岡さんの好きなものを3つ挙げるとしたら、なんですか?
吉岡:1つは舞台鑑賞ですね。去年「ヨビコー!~You be cool!~」っていう舞台に出させていただいてから、舞台に出ている知り合いが増えて。そうだ、手帳を見てもいいですか? 観に行った作品とか出ているキャストさんの名前とか、感想を書き留めてるんですよ。……去年の12月だと、週に1回のペースで行ってますね。「ヨビコー」の演出をしてくださった「こちらスーパーうさぎ帝国」という劇団の公演とか、オトメステージの「擬人カレシ」っていう舞台とか。はぁ〜、舞台の話をし始めると長くなっちゃいます(笑)。
――確かに、このノートに書かれている感想、すごいですね。字がびっしり!
吉岡:これ、WUGの、私たちが缶バッジイベントと呼んでいるファンクラブ的なイベントで作ったリングノートなんですよ。箔押しのデザインとか、中に貼る紙の種類を選びながら、ファンのみなさんと一緒に作ったもので。最初はレッスンで学んでいたことを書き留めていたら、そのうち振り返りとかも書き始めて、舞台の感想まで書くようになりました(笑)。
――日記を長く続けられるタイプ?
吉岡:前は続かないタイプだったんですけど、これは初めて続きました! 続けてみると、振り返りって大事だなあと思います(笑)。元のノートより紙の量を2倍に増やしてあるので、まだまだ使えそうです(笑)。
――2つ目の好きなものは?
吉岡:勝手に踊っているダンス、ですかね。WUGメンバーから言われるんですけど、よく電車の待ち時間にホームでステップを踏み出すみたいなんです、私。
――自分では意識していない?
吉岡:勝手に動いてるらしく(笑)。特にイヤホンで音楽聴いてると、そのリズムにノッてるらしいです(笑)。その流れで創作ダンスをしたりとか。WUGのキャラソンは振り付けがないので、自分で振り付けてるんですよ。
――最後の1つは?
吉岡:なんだろ、食べ物だと唐辛子系の辛いものが好きで…。あ、鍋にハマッてます! 一人暮らしを初めてまだ1年経ってないんですけど、1年目の冬は、3日に1度くらい鍋でした(笑)。キムチ鍋とか、いちばん好きなのは、CMでやっている豚肉と白菜のミルフィーユ鍋! 材料が少なくて済むし、おいしいし、けっこうなペースで食べてます。私、もともと料理ができなかったんですよ。でも、自炊しなきゃと思って。冬といえば鍋、しかも材料を入れるだけっていうのがきっかけで、“ひとり鍋”してます(笑)
――では、これから挑戦していきたいことを教えてください!
吉岡:WUGでアニサマに出演させていただいたとき、テレビ放送のOP映像にもあったような、サイリウムの海をメンバー全員で見渡しているような光景を、私たち自身もこの目で見ることができて。それが、すごく貴重な体験でした。だから今度は、あの色をWUG一色に染めたい! そのためには、私自身も声優として一人前にならないといけないなと思います。まずは続編を成功させるために、今からいろんな経験を積んでスキルを高めていきたいです!
あと、私、趣味で小説を書いている流れで、WUGの影ナレを書かせてもらってるんですよ。個人的には、そういう一面を生かして舞台の脚本とかも書いてみたい。舞台に出演してから、観るだけではなく作ることも好きになったので。そんな風に、もっと声優としての幅を広げていきたいなって。いずれは、テレビにも出られるような声優になりたいです!
――読者へのメッセージもお願いします。
吉岡:今は、「Wake Up, Girls!」っていう作品で私のことを知ってくれている方が多いと思うんですけど、これからもっとたくさんの作品に出て、“じつはWUGの島田真夢役だったんだ”って思ってもらえるように頑張ります。吉岡茉祐はもっと飛躍していきます、カッコ公約(笑)! 応援よろしくお願いします!
――ありがとうございました!
次回の「新人声優図鑑」をお楽しみに!
吉岡茉祐
・吉岡茉祐(81プロデュース)http://www.81produce.co.jp/list.cgi?lady+7522051161730
・WUG!PORTAL
http://wug-portal.jp/
・Wake Up, Girls!公式Twitter
@wakeupgirls_PR
(取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀)
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