親を子どもから切り離し、刑務所へ入れてください
風俗店アルバイトの少女(19)は長男(2)と暮らしていましたが4月に、「養育困難」という理由で子どもは児童相談所に一時保護されていました。
一時保護といっても、親から見れば、新聞によれば、このケースでは、無理矢理、子どもをとられたというかたちです。
そこで、交際相手の28歳の男性と、中学時代の後輩の5人で、深夜に、児童相談所に入り込み、子どもを取り返しました。
ところが、アパートにいるところを、未成年者略取の疑いで逮捕されてしまいました。
母親は、こどもと男性と三人で暮らしたかった、といっているそうです。
(2011年7月26日 ヨミウリ・オンライン)
本来ならば、子どもを引き離すのではなく、三人で暮らせるように、援助する方が良かったと思います。
どうして、そういう判断にならなかったのか、いきさつは分かりませんが。
若い母親を子どもから切り離すのは、これほど切ないことはありません。
男性はアルバイトの仕事だそうですから、共働きで家計が成り立つように、職業訓練などが必要なのではないでしょうか。
いや、いままで、自分でろくに努力してこなかった本人の自己責任だ、といってしまうのは簡単です。
しかし、このまま、刑務所へ入れても、何も解決できないわけです。
子どもはおそらく児童養護施設に入ると思います。
若者の職業訓練の機会を増やしてもらいたいと思います。
今のままでは、刑務所に入らないと、手に職をつける訓練が受けられないのではないでしょうか。
いまの「職業訓練制度」は雇用保険に入っていた人しか利用できないようです。
風俗店アルバイトという仕事はいけない仕事なのでしょうか。
中学でろくに勉強もしなかった女の子に、ほかに雇ってくれるところがあれば、紹介すべきです。
児童相談所は、単に子どもを親から切り離して、親を刑務所へ入れただけです。
これで、親が刑務所から出てきても、また同じことの繰り返しです。
保育所を利用して子どもを育てるにしても、ご本人の希望を聞いてあげることも必要なのではないでしょうか。
児童福祉の分野では、子どもにとって最善の利益になるように援助する、ということが原則になっているそうです。