2014年 有馬記念のデータ傾向

有馬記念2014年に行われる有馬記念予想のデータ傾向としては、優勝馬は3~5歳馬で占められていることから世代交代のレースという事ができる。中でも4歳馬が優位な結果がでていることは注目できるだろう。
内~中枠が優勢なのは、小回りである中山競馬場の特性がよく表れており、特に差し馬の外枠は割引いて考えた方がいいだろう。

 

2014年 有馬記念の出走馬診断

エピファネイア

今年は海外遠征を含め重賞未勝利だったが、外国人のスミヨン騎手に乗り替わったジャパンカップでは4馬身の圧勝劇で復活を遂げた。パドックからテンションが高く前半から掛かり気味に先行したが、例年よりタフな馬場になったにも関わらずバテることなく完勝したポテンシャルは凄まじいの一言に尽きる。

有馬記念でもスミヨンを確保できたのは良いが枠は内であることに越したことはない。外枠ならぶっ飛んで大逃げになる可能性がある。それでもバテずに勝てるだけのパフォーマンスはあるかも知れないが、競馬において折り合いを欠きながら勝つのは異次元なパフォーマンスであることを認識しておくべきだろう。強い馬だが単勝で安心して見ていられるタイプでない。
仕上がり:★★★★☆ 

ゴールドシップ

苦手なジャパンカップを回避して有馬記念に絞っての出走は評価できる。すでに昔のステイヤーのようなズブさがあるのでタフな馬場以外では走れなくなりつつある。馬場の速い京都の長距離は勝てないが、年末のタフな馬場で行われる中山のステイヤーズステークスのようなレースなら10歳になっても連覇可能だろう。

中山の芝2500mという条件は間違いなく良いが、できれば一雨あると信頼度が違うだけに天候にも注目しておきたい。尻を触られると怒ったりと色々難しい馬だが適性だけで言えば馬券からは外せない一頭と言える。
仕上がり:★★★★☆ 

ジャスタウェイ

距離不安がささやかれたジャパンカップでは、勝ったエピファネイアに4馬身差つけられたものの走破時計は2:23.8と自己最速で走っていた。この点から見て距離の不安は払拭したと見て良さそうで、マイラーでもこなせる中山競馬場の芝2500mなら何ら問題ないだろう。コース自体も中山記念での3馬身差の圧勝ぶりから全く不安がなく有力馬の1頭として数えていい馬だ。

ジャパンカップの時から体つきは変わらず上積みは思ったほどなさそう。持ち時計を更新したことから考えて調子キープでも問題はないだろう。
仕上がり:★★★★☆ 

ラキシス

芝2200mを中心に使われてきた戦略が功を奏し、京都競馬場の外回りで行われたエリザベス女王杯を内枠の利を最大限に生かして優勝した。前回が狙っていたレースということもあり調子をキープ出来ているかが最大の焦点になる。

もともと線の細い牝馬らしい馬だが、この馬なりにふっくら見せており使い減りの兆候は見られない。毛づやも冴えわたっており優勝後の反動はないと見て良さそうだ。
仕上がり:★★★★☆ 

ワンアンドオンリー

菊花賞からジャパンカップとコンスタントに使われての参戦。特に強調材料はないが無事是名馬という言葉もあり斤量の軽い3歳なら出走しておいて損はない。問題はデキを維持できているかだろう。

幸い体はしっかりしており無謀な使われ方ではない様子。さすがに上積みはないが良くも悪くも平行線といった印象を受ける。
仕上がり:★★★☆☆ 

トゥザワールド

菊花賞の惨敗から故障を疑われたものの幸い怪我などはなく出走にこぎつけることとなった。全兄トゥザグローリーが好走し穴をあけたレースだけに血統的な背景からの魅力がある。

メリハリのある馬体から緩めた印象はなく、しっかり乗り込んだのが手に取るように分かる。毛づやも良いことから体調自体は申し分のない状態にあると見て良さそうだ。2秒以上も大敗した理由は精神的なものではないかと推測している。
仕上がり:★★★★☆ 

ウインバリアシオン

復帰戦となった金鯱賞では昨年のような華麗な復活とはいかなかった。度重なる怪我に泣いた後遺症があったのかも知れない。精神的な部分でも走ることに嫌気が差していないか不安な点は多い。

前走より馬体は良くなっているものの、ビシッと決まらない立ち姿勢からは一変とまではいかないだろう。体はスッキリして重さは感じられず叩いたぶんの上積みは期待していい。
仕上がり:★★★☆☆ 

フェノーメノ

天皇賞秋とジャパンカップを見ても今一つ走る方に気が向いてないように見える。気性で走るステイゴールド産駒だけに上積みより精神面でのヤル気が戻るかが重要になってくる。

馬体は問題なく相変わらず見映えがする。毛づやもいいことから体調自体に問題は感じられない。
仕上がり:★★★☆☆ 

ジェンティルドンナ

3連覇を狙ったジャパンカップは差のない2着争いに負け4着と衰えを印象づかせた。右回りでは精彩を欠くだけに積極的に狙っていく理由がない。

あからさまに馬体は緩めた印象でファンのための記念出走の色合いが強い。
仕上がり:★★☆☆☆ 

メイショウマンボ

とうとう牝馬同士でも負けるようになり走る気持ちが萎えてしまったか。牝馬はスランプに入ると長いだけに牡馬相手では厳しいと言わざるを得ない。

冬毛が伸びて見た目は悪いが筋肉のラインが見えており印象は悪くない。精神的な部分での問題を抱えているようだ。
仕上がり:★★★☆☆ 

ヴィルシーナ

エリザベス女王杯は特に見所がなかった。叩いてどれだけかという所だが、牡馬の一線級相手では楽な競馬になりそうもない。

冬毛が伸びたせいもあってかボリューム感のある見た目になっている。引退興行なので無理しないという姿勢もあるだろう。パドックで馬体重が大幅に増えてたら割り引いていい。
仕上がり:★★★☆☆ 

過去の有馬記念

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