北京=斎藤徳彦
2015年2月8日18時19分
中国の税関総署が8日発表した1月の貿易統計によると、輸入が前年同月より19・9%少ない1402億ドル(約16・7兆円)で大幅に減った。中国の景気減速の影響で石油や鉄鉱石など原材料の輸入が減った。原材料の価格が大幅に下がっていることも重なり、減少幅は5年8カ月ぶりの大きさ。中国の需要の弱さが中国向け輸出に期待する他の新興国経済に深刻な影響を及ぼすおそれがある。
輸出も前年同月比3・3%減の2002億ドル(23・8兆円)で、10カ月ぶりに減った。輸出減も続くことになれば、中国の景気減速がさらに深まる可能性がある。(北京=斎藤徳彦)
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朝日新聞国際報道部
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