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復興進む被災地で市民マラソン大会2月8日 14時19分
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東日本大震災の津波で大きな被害を受けた福島県いわき市で市民マラソンの大会が開かれ、1万人を超えるランナーが、堤防のかさ上げ工事などが進む海岸線を走りました。
6回目を迎えた「いわきサンシャインマラソン」には、日本陸連の公認コースを走るフルマラソンなど6種目に、全国からこれまでで最も多い1万人余りが出場しました。
市の中心部にある陸上競技場をスタートした選手たちは、7メートル余りの高さまで堤防をかさ上げする工事が進む海岸線を走りながら、ゴールの小名浜港を目指しました。
ことしは県外の41都道府県からもおよそ4000人が参加し、被災地で進む復興の様子を肌で感じながら走っていました。
フルマラソンで2時間19分1秒のタイムで優勝した山形県南陽市の鈴木駿さんは「地元の人たちが一体になって大会を運営し、沿道の声援もありがたく、震災からの復興を感じることができた。もらった福島のパワーを山形に戻って広げたい」と話していました。
2年ぶりに出場したという福島市の男性は「前回より復興が進んでいてよかった。声援も多くて、いい大会なので来年も走りたい」と話していました。