1974年生まれ、学習院大学文学部卒業。在学中から、テレビ情報番組の制作に携わり、『フライデー』の取材記者として3年間活動。その後、朝日新聞、漫画誌編集長、実話紙編集長などを経て、現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌でルポを発表するかたわらで、報道対策アドバイザーとしても活動している。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。近著に『死体の経済学』(小学館101新書)、『スピンドクター “モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)がある。
安倍晋三首相が自身のFacebookに投稿した「左翼の人達が演説妨害」というカキコミがちょっとした話題になっている。
事の発端は、先週末に行われた渋谷ハチ公前の街頭演説だ。
高い支持率をキープする人気者見たさに多くの人が押し寄せたが、その群衆のなかにアンチ安倍の一団がいてやいのやいのと文句を飛ばしたのである。その夜、安倍首相はFacebookでこの時の様子を以下のように綴った。
聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してましたが、 かえってみんなファイトが湧いて盛り上がりました。ありがとう。 前の方にいた子供に「うるさい」と一喝されてました。立派。彼らは恥ずかしい大人の代表たちでした
こんな調子で煽(あお)ったことで、ネット上の愛国心溢れる人たちからは「これだから朝鮮人は」とか「左翼は日本から出ていけ」なんて声が噴出したが、翌朝この投稿はサクッと消える。公式Twitterには投稿が残っていたが、昼ぐらいにこちらも削除されてしまう。ところが11日未明に、この投稿が再アップされたのだ。
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