「家族葬を考える会」の目的
いつの時代でも混沌とした人間社会。
平成の現代、葬儀そのものにも「施行価格の不透明さ」「葬儀社の言いなリ」などマスコミ等で話題にのぼリます。
また、考えられないことですが、日本の伝統的な祭祀である霊園、墓石業界にも外国資本が参入している昨今、葬儀業界にも参入してくる可能性は否めません。
当会では、NPO法人全国葬送支援協議会会員として、定款にのっとり不必要な慣習にとらわれること無く無駄を省き、精神的にも経済的にも適正な葬儀式を行うことを目的とし、また、生活保護者、経済的弱者への葬送支援を積極的に行うことを目的といたします。
「家族葬を考える会」の主旨
自分自身の演出と予算を考えること。自分の葬儀は自分で考える時代です。
一生懸命働き家族を支え、日本を支え、国の宝である子を産み育てあげた自分。人間誰しもが祝福されて生まれてきているのに、何の儀式も無く終えてしまうなんて悲しすぎませんか?
生前のお茶の間で、何気ない一言の「火葬するだけで良いよ、葬式はいらない」残された家族は混乱するでしょう。残された家族に負担をかけたくない。これは誰しも思うこと。でも、どんなに質素でも良いから、葬儀式を行うことはとても大切なことです。
葬儀と言う儀式は、それを皆で執り行うことによって、亡骸と決別することを納得し、心にその故人を焼き付け、悲しみを乗り越えるための儀式でもあるのです。葬儀式ど言うけじめによって残された人間は悲しみを昇華するのです。
故人にとってはもちろんのこと、現世に残された家族、親族、親しい友人達、悲しみに生きる我々のためにも葬儀式はあることを忘れないでください。
当会ではNPO法人全国葬送支援協議会会員としてその定款内容を広めるべく努カしてまいります。
家族葬を考える
最近、家族葬で施行されるご葬家が多くなっていますが、理由の多くが、施行費用が安く済むと誤解して考える方が多いことです。施行費用は大事なことであることは確かですが、家族葬イコール安い施行費用とは考えないで下さい。例えば以下のような施行があリました。
大邸宅のリビングで施行しましたが、参列者は家族のみの5人程度、花は1対という一見寂しそうな家族葬での施行内容でした。ところが注文されたお柩はなんと総檜の彫刻物でした。納棺して安置してみると、一対の花と調和し、落ち着いた華やかさを感じ、故人の生前の粋な生活ぶりが伺えました。
お金をかけない事を一番に考えてしまうのではありません。静かに故人を偲ぶということを一番に考える。義理での参列は必要ないと考える。大事な人を亡くしてしまった悲しみを真に分かち合える方の参列を考える。そんな家族葬である事を考えて下さい。
必要不必要を我々と一緒に考えて頂ければ、総檜の柩は別としても、施行費用はかなり押さえられるはずです。家族の皆さんが思い思いのアイデアを出して施行すること。それが本当に良い葬儀式ではないでしょうか。その結果が安く施行できたということでしょう。
「世界にニつとない葬儀」を皆さんで、考えましょう。それは、生前に自分で考えることも可能なのです。
当会では、その想いを応援いたします。