緊急雇用詐欺で愛知県の運送会社社長逮捕
架空休業手当
愛知県警は7日、経営難の企業に従業員の休業手当などの一部が支払われる国の「中小企業緊急雇用安定助成金制度」を悪用し、約200万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで名古屋市港区入場1丁目、運送会社「河本運送」社長河本始男容疑者(53)を逮捕した。
逮捕容疑は5月から7月にかけ、実際には勤務していた従業員に休業手当を支払ったように装い、愛知労働局に助成金の支給を申請。3回にわたり計約200万円をだまし取った疑い。
県警によると、河本容疑者は「会社の運転資金が欲しかった」と供述。県警は同様の手口で計約1600万円をだまし取ったとみて調べている。
(11月7日 共同通信)