もしも、これから不倫の道に踏み込もうとするならば、人から責められた時に正当化できるだけの正論を持つべきだ。
自分自身の恋愛にルールを設けるならば、
<不倫>と言う行為を許すのか許さないのか。それが良いか悪いかではなく、それは他人には決められない自分だけの特権であり判断力の問題だ。
NHKの気象予報士・魔法少女こと岡村真美子は、どんな恋愛のルールを持っていたんだろうか。3年に及ぶ不倫が発覚し、見せしめと言う形で番組を降板。ブログの炎上を恐れて猛スピードで閉鎖。
何故、ブログを閉鎖するのか?
もしも岡村が不倫愛に対し正論を持つならば、自分のブログこそは唯一の反論の場であった筈なのに、何故、逃げたのか。私には理解出来ない。
気象庁で同僚の気象予報士・佐藤大介と三年間に及ぶ不倫関係。私が知る限り、その三年の間に岡村真美子は視聴者から人気を取り、メディアから魔法少女とチヤホヤされ、朝日新聞の朝刊中面でインタビュー記事に応えていた期間である。この時点で誰もが岡村が<不倫>しているなんて知らない訳で、本人も完全にそ知らぬふり。千両役者と言うか、大した子悪魔ぶりだ。
不倫を始めた頃、少なくとも抵抗感はあっただろう。そのスリル満点の緊張感は、いつからか快感に変わる。
「私達の関係、バレたらどうしよう・・・」
以前にも書いたが、岡村真美子は生粋の御嬢様である。祖父は物理学者、父親は大学教授、母親はフルート演奏者。競走馬に例えれば、サラブレットである。
欲しい物は何でも手に入れる性質。岡村真美子は、そんなタイプの女なのだろう。ねだれば何でも買って貰えた少女時代。大人になったからって、そんな性質は変わりっこない。我がまま御嬢様がドラマや小説みたいに、ある日突然、苦労人や努力の人になれる訳が無い。
三年前、好きになった男は既婚者だった。だが、そんな事は関係無い。
「だって、欲しいんだもん!」
人の欲はキリが無い。物は金で買える。でも人の心は金で買えない。理屈で判ってても、どうしても欲しい。例えそれが、人の物であったとしても・・・
不倫から1年が過ぎ、2年が過ぎ、そして3年が過ぎた。岡村の中で慢心が芽生え始める。
「バレないじゃん、不倫って意外と余裕だね」
小悪魔は一体、どれだけの男と性欲に塗れて来たのだろう。
欲しい男は手に入れる。飽きたら捨てる。岡村に取っては日常茶飯事だった
<使い捨て>の生活。そんな岡村が人生の中で学べなかったのは、人の心だった。
男は使い捨ての人形ではなく、感情と意思を持った繊細な人間だった事を岡村は忘れていた。と言うより考えていなかった。盆暮れも迫った2014年。事件は起きた!
<大スクープ!NHK気象予報士・魔法少女こと岡村真美子。不倫発覚!>
「三年間バレなかった不倫が何故突然、バレたんだろう・・・」
誰かからの密告。それしかネタの出所は考えられなかった。誰かが自分達の事を知っていた。それは世間的に許されない事であり、社会的制裁を受けざるを得ない立場である事を今更ながらに知った。
2014年12月末、岡村真美子は、
半・永久追放と言う形でテレビメディアから去っていった。魔法少女は最後の最後で、自滅の魔法を唱えて何処かに消えてしまった。


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