仲介業者が消費者を騙す 訪韓整形者は「練習」対象
中国香港「文匯報」の27日付の報道によると、韓国東北アジア研究所の池海範所長は、韓国で免許を持つ整形医師の90%は専門家ではないという。韓国で整形事故に遭った中国人は増えており、多くの中国人は「練習」対象となった。仲介業者が紹介した病院ではなく、歴史の長い病院を利用するほうが無難だという。
中国広州の女性、李さんは仲介業者を通じ、2014年4月にソウル江南にある整形病院で、2200万ウォンを支払い、二重まぶた手術、隆鼻手術を受け、ほおに脂肪を移植した。しかし、家に戻ると、会陰の不調に気づいた。同病院は本来、腿の内側から脂肪を取る予定だったが、その結果、会陰部から脂肪を取った。彼女は医師に告発したが、相手はそれを否認し、若い実習医師を罵った。これで、李さんは騙されたことに気付いた。
池海範所長によると、韓国で整形を受ける中国人のほとんどは不法仲介業者や旅行会社を介した者である。仲介業者の多くは韓国の暴力団が支配し、韓国病院に手術費引き下げを要求する一方で、「韓国一の医師」として、実際の手術費の5-10倍となる費用を受け取り、更に90%の紹介費を受け取る。大病院はそれを恐れ、従うしかないという。
(翻訳 李継東)