長時間の会議で、仕事をやり遂げた気になってませんか? 『速さは全てを解決する』


 仕事は素早く効率的に行うのが大切だとわかっていても、思い通りにいかないことがありますよね。仕事に時間が掛かりすぎてしまうのは、「結果」を出すための工夫よりも内容を工夫することに意識が向いていることが原因かもしれません。

 ビジネス書のベストセラー『ゼロ秒思考』の著者である赤羽雄二氏によると、仕事で素早く結果を出すためには、それに適した方法があるのだそう。

 今回、赤羽氏の『ゼロ秒思考』の姉妹書ともいえる『速さは全てを解決する』から、「会議の方法」に焦点を当ててご紹介します。

日本人は長時間労働の割に仕事の生産性が低い?

 著者によると、日本の企業は労働時間が長いにも関わらず、仕事の生産性が低いそうです。その理由として、次のようなものを挙げています。

 日本のホワイトカラーの生産性の低さの三大要因は、「自分で決定し、推進しきれない多くの経営者や部門長」「部門内外の調整につぐ調整」「それにともなう膨大・過剰な書類作成」だと考えている。
 特に深刻かつ根源的な点は「自分で決定し、推進しきれない多くの経営者や部門長」だ。

出典:赤羽雄二(2015)『速さは全てを解決する』

 自ら決定し、推進できるのが「仕事ができる」という状態。日本の経営者や部門長が決して仕事ができないというわけではなく、自信を持って決断するべき場面で消極的になりがちだそうです。

 仕事の生産性を落とすもっとも深刻な問題が決定や推進。次に、それが要因となり陥ってしまう「生産性の低さ」を解決する方法として、会議を効率化するための方法について紐解いていきましょう。

会議の「時間の長さ」と「頻度の多さ」

 だらだらと時間ばかりが過ぎていく会議、内容の重複した会議、大きな組織で働いてる人ほど、経験したことがあるのではないでしょうか。終いには、結論を次の会議に持ち越してまた会議が増えてしまうなど、仕事の効率化を妨げているのは明らかです。

 会議のやり方一つで仕事の効率が格段に向上するのであれば、すぐにでも実践したいところ。著者は、次のような会議のやり方を提唱しています。

会議の時間を半分に

 会議が長引くのは発言が少なく、議論に間が空いてしまうことが原因だそうです。もしも、会議のやり方を変えられる立場や状況であれば、会議の時間を今までの半分にするべきだと著者は述べています。

 会議の時間を短く設定し、その時間を守ることで自然と発言が増え、議論を行うスピードが向上するでしょう。

議論は素早く、効率的に

 会議の時間を短縮するだけでも、効率はかなり向上します。加えて、会議の進行を効率化することができるそうです。発言が少ない会議であれば、リーダーが率先して問題提起をします。そして、発言内容をひとつずつ確認しながら行うことで、メンバーは「話を聞いてもらえる」という感覚が持てるため、議論が進みやすくなるでしょう。

 丁寧に発言者の意見を聞き、注意を向けることで意見のすれ違いが起きたときの擦り合わせも可能になります。このような、少しの努力を怠らないことが会議をスムーズに進行するための秘訣


 今回『速さは全てを解決する』という本から、仕事の生産性を落とす原因と会議を効率化する方法を中心にご紹介しました。

 その他に、情報収集の効率化方法や、コミュニケーションを円滑にする方法など、著者が実践している具体的な方法が解説されています。気になった方は、ぜひ手にとってみては?

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『心をつかむ極意』 ビジネスパーソンに伝えたい、レストラン「カシータ」の “クレド”とは

出典:pixabay.com

 「星の数ほどあるレストランの中で、いつまでも人の温かみを感じて頂けるレストランであり続けたい」。予約の取れないレストラン「カシータ」には、最高級の“クレド”(理念)があります。


 そんなカシータのオーナーを務めるのが高橋滋氏。その著書『心をつかむ極意 -一瞬で距離を縮める43のルール-』には、著者が実践する「人に好かれる」コミュニケーション術が満載でした。

 今回はその一部から、ビジネスで使えるコミュニケーションのコツをご紹介します。

初対面の人と打ち解けるための3つのスキル

 見ず知らずの人と打ち解けるには、3つのスキルが必要になります。その3つとは「勇気」、「気配り」、そして「笑顔」です。

出典:高橋滋(2014)心をつかむ極意 -一瞬で距離を縮める43のルール-

 話しかける「勇気」は失うものではないので、何も怖がらずに場数を踏んでいくことが大切。相手の心を開くための「気配り」に関しては、実は簡単。とにかく笑顔で質問をすればOKです。

 そして最後の「笑顔」。特に自然な笑顔は、最強のホスピタリティと言えるでしょう。これができれば少し会話がぎこちなくても問題ありません。何より、自然な笑顔の人の周りには、自然と人が集まってきます。

何をされたら嬉しいか考える

 もし私がコンビニのオーナーで、常連のお客様がご来店中に雨が降り出したら、間違いなく傘を貸します。

出典:高橋滋(2014)『心をつかむ極意 -一瞬で距離を縮める43のルール-』

 「いつもご利用ありがとうございます」という気持ち。これを、行動としてお客様に伝えていない経営者や営業マンが非常に多いと著者は述べています。

 人の心をつかみたければ時間と空間の枠を取り払い、世間の常識も脇に置いて、「相手が何をされたら嬉しいか」ただ一点だけを考える。これは、ビジネスだけでなく日常生活でも使えますので、ぜひ一度実行してみてはいかがでしょう?

「有言実行」を心がける

 著者の掲げる人生のテーマの一つが「有言実行」。今では、「今度飲みに行きましょうね」などの文句は、ほとんど別れ際の挨拶程度になってしまっています。しかし著者は、このセリフを口にしたら、相手がいくら遠方にいようと時間を作って実現するそう。飛行機に乗ってでもやってくる著者に、相手もさすがに驚きを隠せません。

 「有言実行=人の心をつかむ」では必ずしもないかもしれませんが、フットワークが軽くて行動力のある人は、総じて人に好かれる傾向があります。

 皆さんは、発言に責任を持たれていますか?


 人に与える印象は、どんな場面でも可能な限りよくしたいところ。今よりもさらに温かみのある人物に、と思った方は『心をつかむ極意』の内容にもっと触れてみてはいかがでしょうか?




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『一生モノの人脈力』「三輪車の教訓」が教えてくれた、人脈づくりで大切なこと

by onezilla
 
 ビジネスでもプライベートでも、大きな武器となるのが広い人脈。しかし、ただ広げればよいというわけでもないですよね? 真に重要となるのが、その人脈の質。

 人脈と言えば、世界有数の経済誌である『フォーブス』誌で「世界で最も広い人脈の持ち主」と評されたキース・フェラッジ氏。彼は自身の著書『一生モノの人脈力』で、「本当のネットワークづくりとは、他人を成功に導く手段を探すこと、自分が得た以上のものを与えようと懸命につとめることなのだ」と述べています。

 今回は彼の著書から、彼自身が人脈づくりにおいて影響を受けたエピソードと人脈の広げ方のヒントに触れていきます。

著者、父から学んだ三輪車の教訓

 私は、自分には無理だと思ったり、不安に駆られたりするたびに、この三輪車の教訓を思い出すようにしている。(中略)思いきって口を開くこの勇気があったおかげで、私はどんな状況におかれてもチャンスをつかむことができた。

出典:キース・フェラッジ(2012)『一生モノの人脈力』

 ある時、通りすがりの家の前に壊れた三輪車が捨ててあるのを見つけました。父親は
その三輪車を拾い、その家のドアをノックし言いました。「お宅のごみ置き場にこの三輪車が捨ててあったんですが、頂いても構わないですか? 直して息子に使わせたいのですが」と。

 相手の見知らぬ女性も、「こんな壊れた三輪車が誰かの役に立つなんて」と喜び、
さらに「よろしければ自転車もありますよ。捨てるには惜しくてとってあったんです」と自転車もくれました。

 父親は、勇気を出してものを尋ねるのは一つの才能であり、時には相手への親切にさえつながることを教えてくれた。「最悪ノーと言われるだけではないか」

人脈づくりのヒント

他人の好意を素直に受け入れるだけでは足りない。自分から進んで他人に助けを求める必要がある

出典:キース・フェラッジ(2012)『一生モノの人脈力』

 意識しなくても自然に人脈づくりができる人はほとんどいません。三輪車の教訓にあったように、拒絶を恐れず、新たな出会いを求めることが人脈づくりでは重要です。そこで、信頼できる人間関係の輪を広げていくヒントをご紹介します。

夢中なことを共有する

 人間関係を築くには、まず相手と共通の話題を見つけること。仕事上の関心や個人的な趣味など、自身が夢中になれる話題が人をつなぐ接着剤になります。ビジネスでは、自分の興味のある分野について熱く語ることが大切です。

 大切なのは、相手と過ごす時間の質。会う回数ではなく、その人と一緒に何をするかを重視しましょう。

フォローアップは成功のカギ

 相手に強い印象を残したいときは、その人の周りの誰よりも気の利いたフォローアップを試みます。そこでは、相手にして欲しいことではなく、相手のためにしてあげられることを強調するのが大切です。以下にフォローアップの例を紹介します。

ジョークでも何でも良いので、相手と交わした会話の内容に触れる。
互いに約束した事があれば、その内容を文字にして確認する。
仲介してくれた人にも感謝の気持ちを伝える。

出典:キース・フェラッジ(2012)『一生モノの人脈力』


 著者が小さい頃に得た「三輪車の教訓」。皆さんも人脈づくりで不安を覚えた際、ふと思い出してみると何かが変わるかも。『一生モノの人脈力』を得たいと思った方は、実際の本の内容も確認してみてはいかがでしょうか?



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