ヨルダン:「イスラム国」への報復 空爆作戦開始

毎日新聞 2015年02月05日 22時56分(最終更新 02月06日 07時06分)

アブドラ国王が弔問したカサスベ中尉の家族が住む村の上空を飛ぶヨルダン空軍の戦闘機=2015年2月5日、AP
アブドラ国王が弔問したカサスベ中尉の家族が住む村の上空を飛ぶヨルダン空軍の戦闘機=2015年2月5日、AP

 【アンマン田中龍士】ヨルダン軍は5日、イスラム過激派「イスラム国」(IS=Islamic State)に対する空爆を再開したと発表した。3日に同軍のパイロット、モアズ・カサスベ中尉を「殺害」したとする動画を公開したISへの報復とみられる。

 AP通信によると、ヨルダンのアブドラ国王は同国南部に住む中尉の家族を訪ね弔意を伝えた。その際に出撃していく戦闘機を上空に飛ばし、国王が隣に座った中尉の父親に、戦闘機を指さして教えたという。

 ヨルダンは以前から米国を中心とした有志国連合による空爆に参加していた。

カサスベ中尉の父(左)と、弔問するヨルダンのアブドラ国王=2015年2月5日、AP
カサスベ中尉の父(左)と、弔問するヨルダンのアブドラ国王=2015年2月5日、AP

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