山本太郎氏がテロ非難決議の採択を棄権!批判の声が広がる

2015年02月06日 19時04分

2015年02月06日 19時04分

Wiiii/wikimedia commons
Wiiii/wikimedia commons

「生活の党と山本太郎となかまたち」代表の山本太郎氏が、「テロ非難決議」の採択時に議会を立ち去り、棄権したことが報じられ、批判が集中している。

衆議院では全会一致で採択されていた

「テロ非難決議」はイスラム国が行った一連のテロ行為を非難し、屈しない姿勢を表明するとともに、中東・アフリカ地域の人道支援の拡充、テロと直面する国際社会との連携の強化、国内外の日本人の安全確保に万全の対策を講じるよう政府に求めるものである。

衆議院では与党・野党問わず全会一致で可決され、「生活の党と山本太郎となかまたち」の議員も、もちろん賛成していた。

山本太郎氏が採択直前に退席

6日に参議院本会議で行われた決議も、全会一致で採択されると考えられていたが、直前に山本太郎氏が席を立ち、退席。同党の谷亮子氏、主濱了氏は賛成しており、文字通りの仲間割れとなった。

結局山本太郎氏を除く全議員が賛成し採択されたが、日本の国会議員の中に「テロ非難決議」に賛同しない者が出たことに衝撃と批判の声が広がっている。

批判の声が広がる

批判は他方に広がっており、自民党の吉田参院国対委員長は「全く理解できない。全会一致でやろうと生活にも事前に話をし、了解を得ていた。内容に疑義があれば調整したのに」と怒りの声を挙げている。

また、民主党榛葉参院国対委員長も「大変残念だ。決議の意味が分かっているのか」「わざわざ目立つ形で退席した。理解できない。間違ったメッセージが送られなければいいなと懸念している」と話し、今後の生活との連携についても見直しを示唆した。

ネットユーザーからも怒りの声

ネットユーザーからも怒りの声が噴出している。但し、一部には擁護する声もあった。

山本太郎氏は以前にも安倍総理に中東地域への人道支援中止を要求しており、今回の件と合わせテロリストを支援していると取られかねない行動を取り続けている。

批判の声は高まる一方だが、一体同氏の真意は何なのだろうか。