【今日のチャート】新興株式市場の商品消費国に割安感

　　（ブルームバーグ）：新興市場の株式相場は米国株と比べると十分割安だと、ＢＭＯプライベート・バンクのジャック・エイブリン最高投資責任者（ＣＩＯ）は指摘する。商品価格値下がりで、新興市場の商品消費国の株価が回復するとみている。

今日のチャートは上段で、ＭＳＣＩ新興市場指数（青）と米Ｓ＆Ｐ500種株価指数（黒）の株価収益率（ＰＥＲ）を比較、両指数のＰＥＲを2001年以降、月次ベースで示した。同ＣＩＯは先週のリポートに同様のチャートを掲載した。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、昨年末時点ではＭＳＣＩ指数のＰＥＲがＳ＆Ｐ500種より46％低かった。チャート下段で示すように新興市場株にとって01年11月以降で最も割安な水準となった。２月４日時点では44％低い。

エイブリンＣＩＯはブルームバーグラジオとの同日のインタビューで、「われわれが試みているのは新興市場を商品の生産国と商品の消費国に分けることだ。商品の消費国を選好するつもりだ」と述べた。

関連ニュースと情報：ＭＳＣＩ新興市場指数のバリュエーション　 MXEF <Index> FA <GO>Ｓ＆Ｐ500種のバリュエーション　　 SPX <Index> FA <GO>株式トップニュース　 TOP STK <GO>トップストーリー：TOP JK<GO>海外トップニュースの日本語画面：TOP JI<GO>　

原題：Emerging-Stock Bargain Seen in Commodity Users: Chart of the Day（抜粋）

記事に関する記者への問い合わせ先：ﾆｭｰﾖｰｸ David Wilson dwilson@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先： Chris Nagi chrisnagi@bloomberg.net Jeremy Herron, Michael P. Regan

更新日時: 2015/02/06 07:35 JST