部屋が散らかっている「汚部屋」に暮らす若者が増加中!?「わかっているけれど、片づけられない」そんなあなたに、簡単で見違えるようにキレイになる片づけのコツを伝授します!番組では、部屋が汚いと悩む女性アイドルの暮らしぶりに密着。散らかる原因と対策を徹底検証します。汚部屋がたった3日でピッカピカ!?
出演は水沢アリーさん、マービンJrさん、片づけのスペシャリスト・近藤麻理恵さんです。
タロ)マービンちゃんの部屋の写真を入手しました。こちらでございます。
ヒャ)あまりにも生活臭が激しい…。
マー)こたつ、フトン、ベッドがあるんですね。
ヒャ)寝てばっかりじゃないですか。
マー)完璧なフォーメーションなんです、僕からしたら。
水沢)え~、だって動かないじゃん。
ヒャ)基本手が届く範囲で全てができる。
マー)もちろんそうですよ。
水沢)猫もいるよね?
ヒャ)猫の毛とかもいっぱい落ちてるワケですね。
水沢)うわ~、絶対やだ~!
ヒャ)この部屋には行きたくなくなりましたね(笑)。
秋葉原を拠点に活動するアイドル・アキシブprojectに所属する船木沙織さん(21歳)は、他のメンバーも認めるほどの”汚部屋”だそうです。真相をさぐるべく、お部屋を訪ねました。
洋服に占拠されたソファー、床には大量のゴミ、引出しの中もごちゃごちゃです。
船木「昔から片づけられないです。物が多くてキレイにしても3日後には絶対汚くなってます。この服は着ないんですけど捨てられないんですよ。靴も、ヒールの芯が出ちゃってるんですけど、まだはけると思うと捨てられなくて。」
どうやら船木さんは相当”捨てられない”タイプのようです。
ではどうしてこんなに散らかってしまうのか?普段の様子をのぞかせてもらいました。
夜11時、ライブが終わり帰宅。脱いだコートはそのままソファーへ置きます。いったん腰を下ろすともう動く気はないらしく、ゴミも投げてゴミ箱へ。もし外してもそのまま床に放置だそうです。
次はリモコンを探し始めました。見つけてもどこかへ何気なく置いてしまうので、すぐに見失います。
そして、入浴後は床に落ちていたクシで髪をとかし、床に落ちていたドライヤーで髪を乾かします。使っていたタオルも床へ。ちなみにテーブルの上の鍋は4日前に作ったものだそうです…。
そんな船木さんですが、部屋がキレイになったらメンバーで鍋パーティーをしたいと言います。
船木「今はパーティーできないです。多分これでメンバーを呼んだら、なんで呼んだの?って言われます(笑)。」片づけのスペシャリスト・近藤麻理恵さんに船木さんのお部屋を見てもらい、片づけの極意を教わります!
近藤「まずは自分にとって必要なモノだけを”選ぶ”作業をします。片づけで大事なことは”一気に短気に”なので、これから家の中の物を全部出して、整理するという大掛かりなことをやっていきます。つまり、片づけは”祭り”なんです。
そして、片づけには正しい順番があります。最初は「洋服」、次に「本」「書類」、そして「小物」、最後に「思い出の品」です。
近藤「思い出の品って片づけにくいじゃないですか。だから、後回しでOKです。」
さっそく片づけスタート!まずは、家中の洋服を全部1か所に集めます。
近藤「お洋服を触ったときに、体が”キュン”ってなるかどうか。これから着たいって思えるかどうかをひとつひとつ触りながら確かめます。お洋服と向き合って必要な物だけを選んでいきます。」とはいえ、やっぱり捨てる物を選ぶのは難しく、船木さんも悩んでます。
船木「この服どうしよう…。」
近藤「もし迷ったら、”将来自分がなりたい”理想の姿にふさわしいかどうかという基準で考えます。物ってすごく捨てにくいと思うんですけれど、今まで活躍してくれたことを思い出して、ちゃんとお礼を言って手放していきます。すると、だんだん自分にとって本当に大切な物だけを残せるようになっていきます。」
船木「じゃあ…ありがとうございました。これもときめかないから、ありがとうございました…。」
そして1時間後、結局大きなゴミ袋3袋分にもなりました。
近藤「全部のお洋服のときめきチェックが終わりました。いかがでした?」
船木「今選んだ物はときめいたんで、これからも大切に使っていこうと思います。」
近藤「お洋服はのばしながらたたみます。しわがのびでピンとして、一気にたたみやすくなるんです。」
たたみ方としては、 (1)両袖を内側に丁寧に折りたたみます。 (2)裾(すそ)の方を少し残して2つに折ります。 (3)最後は3つ折りにして完成! 出来上がりが四角くなるようにして、最終的に引出しの中で立つような状態にたたんでいきます。
引き出しには洋服を立てるようにして入れていきます。ポイントは”色”です。
近藤「色別に分けて入れることによって、自分が何色をどれだけ持っているかなどがわかりやすくなるんですね。あとは色のグラデーションというルールがあると、しまうとき迷わないんです。白だから手前かなっていうふうに自分なりのルールができるんで、収納が崩れにくくなります。」
他の物も基本的に片づけ方は同じです。全部1か所に集めて、ひとつひとつ”いる物””いらない物”に分けていきます。
お気に入りの物を集めた特別な場所”ときめきコーナー”を作ることもオススメだそうです。船木さんは今までメンバーと撮った写真の中でも特に思い出深い物と、ファンの方にいただいた色紙を飾りました。ベッドの正面に作ったので、朝起きたときに”頑張ろう”と思えるそう。ときめきコーナがあれば元気になれそうですね。
忙しい仕事の合間を使って一生懸命片づけを続けた結果、お部屋はとてもすっきり!なんと3日間でやりきったそうです。
船木「今は使った物は元あった場所に絶対戻します。コートも帰ってきたら絶対にかけます。昔は汚い部屋で落ち着くかわからなかったけど、今は一番安らぐ場所です。片づけアイドルを目指そうかなって思うくらい、今すごくモチベーションが高いです!」
そして、グループのメンバーをお部屋に呼び、念願だった鍋パーティを開きました!船木さん、よかったですね!
近藤さんが「片づけられない度」チェックリストを作ってくれました。アナタはいくつ当てはまる?
(1)カバンの中が汚い
(2)衝動買いをよくする
(3)新しいものや流行のものが大好き
(4)優柔不断
(5)さみしがりや
チェックの数が多いほど”片づけ苦手度”も高いそうです。それぞれについて詳しく説明します。
(1)に当てはまる人→カバンの中=小さな自分の部屋と置き換えられます。かばんの中が整理できていないと部屋も散らかっている可能性あり。
(2)に当てはまる人→自分の価値観が定まっておらず、あまりよく考えずに行動してしまい、結果、物が増えてしまいます。
(3)に当てはまる人→周囲の価値観に流されやすく、つい余計な物まで買ってしまいがち。
(4)に当てはまる人→モノを捨てる決断もなかなかできないそうです。
(5)に当てはまる人→周りにモノを置いておきたいタイプの人が多い。いろいろと溜め込んでしまいがちだから気をつけて!
水沢)船木さん、なんか表情も明るくなった気がする!いい感じ!
マー)自信に満ちあふれてましたね。
近藤)そうなんです。実は片づけをしていくことで、その人の考え方も変わっていって、最終的には人生まで変わっちゃうケースはすごく多いんです。
水沢)ステキ!
ヒャ)ただ部屋がキレイになるだけじゃないんですね。
近藤)片づけをすることによって、自分にとって本当に大切な物とそうでない物というのがはっきり見えてくるようになってきます。ですから、10代のうちからお家を片づけることで、将来自分がやりたいこと、なりたい自分っていうのがはっきりするようになるんです。
ヒャ)みなさん、お母さんに部屋を片づけてもらってる人多いと思うんですよね。それってあんまりよくない。
近藤)自分で自分の物をちゃんと見て、片づけることがオトナへの第一歩ですね。
ヒャ)オトナへのトビラですね!
マー)僕も片づけようと思う。そしたら月1回ちゃんこ鍋パーティーするんで来てください。
ヒャ)行きますからね!本当にね。
水沢)楽しみにしてる!
マー)ホントにやんないとな、これ…!!
ヒャ)というわけで、みなさんありがとうございました。