IOC側が明言!東京五輪追加種目決定は来年8月総会

2015年2月6日6時0分  スポーツ報知

 2020年東京五輪の準備状況を確認する国際オリンピック委員会(IOC)と大会組織委員会などによる第3回の事務折衝が5日終了した。東京都庁で会見したIOCのコーツ調整委員長(64)は、開催都市提案による追加種目について「16年8月のリオ五輪前に行われるIOC総会で決定する」との見通しを明言した。

 昨年12月、開催国に追加種目を提案する権利を与えるなど五輪の改革案をまとめた「五輪アジェンダ2020」を承認。当初は7月の総会(クアラルンプール)までに追加種目案をまとめる予定だったが、1年以上ずれ込む見通しとなった。

 今年4月の理事会で評価基準を定め、組織委からの提案期限を9月とした。その後、プログラム委員会などで議論を深めるという。コーツ委員長は多角的な観点からの評価が必要になると強調し「期間がタイトだ」と決定時期の予定変更について説明したが、関係者からは「開催都市提案とはいえ、IOCは最も重要な種目の決定で主導権を失いたくない意向がある」と分析した。組織委の森喜朗会長(77)は「しっかり準備していきたい」と今月9日に検討会議の初会合を行うと明言。また、馬術は馬事公苑で実施する方針を確認した。

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