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米軍 「イスラム国」の化学兵器専門家を殺害
1月31日 10時37分

米軍 「イスラム国」の化学兵器専門家を殺害
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アメリカ軍は、イラクで行った空爆でイスラム過激派組織「イスラム国」の化学兵器の専門家を殺害したと発表し、将来、「イスラム国」が化学兵器を製造し、使用する能力をそいだとして成果を強調しました。

アメリカ軍は30日、イラク北部の都市モスル近郊で今月24日に行った空爆で、イスラム過激派組織「イスラム国」のアブ・マリク技術者を殺害したと発表しました。
この人物は、イラクの旧フセイン政権時代、化学兵器の製造施設で働いた経験があり、その後、「イスラム国」に加わって化学兵器を獲得するために、組織内で技術的な指導を行っていたということです。
アメリカ政府は「イスラム国」がこれまでに化学兵器を使用した例を確認していませんが、イラクの旧フセイン政権やシリアのアサド政権がかつて大量の化学兵器を保持していたことから、勢力を拡大する過程で、こうした兵器や技術を手に入れる恐れがあると懸念も上がっていました。
アメリカ軍は「専門家の殺害によって、『イスラム国』が、将来、化学兵器を製造し、使用する能力をそいだ」と成果を強調しています。
アメリカ軍は去年8月以降、イラクやシリアで連日空爆を続けており、これまでに「イスラム国」のナンバー2などの幹部を含む数千人の戦闘員を殺害したとしています。

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