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ミャンマーに日本の大学が研究拠点1月31日 6時57分
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日系企業の進出が進む東南アジアのミャンマーで、不足している日本語を話せる人材の育成に力を入れようと、日本の大学が現地に研究拠点を開設しました。
ミャンマーのヤンゴン大学と共同で研究拠点を設けたのは、東京の東京外国語大学です。
30日行われた開所式には、両大学の関係者やミャンマー政府の担当者など、およそ100人が参加しました。
ミャンマーには、日本語を教えている大学が2つしかなく、今後、この研究拠点では日本語教育の普及や日本文化の紹介に力を入れるほか、留学生への支援などを行うことにしています。
東京外国語大学では、ミャンマーを最初に、今後10年間で、世界38か所にこうした拠点を開く計画で、立石博高学長は「ミャンマーと日本との交流の架け橋となる」と開設の意義を強調していました。
またヤンゴン大学のアンウン・トゥー学長は「拠点の開設で、学生だけでなく教授も日本の文化を学ぶことができ、ヤンゴン大学のレベルアップにもつながる」と話し、期待を示していました。
ミャンマーではこの1年半に日本人商工会議所の会員数が、倍増して200社に達し、日本語を話せる人材への需要が高まっています。