2015年2月6日12時51分
6日午前10時25分ごろ、徳島県南部を震源とする地震があり、同県の牟岐(むぎ)町で震度5強、海陽町で震度5弱、美波町、那賀町、阿南市、高知県の馬路村、東洋町で震度4を観測した。津波の心配はないという。気象庁は、2、3日のうちに最大震度5弱の余震の可能性があるとして警戒を求めている。
気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・0と推定。徳島県は、海陽町と那賀町の小中学校でガラスが割れたり、校舎の壁にひびが入ったりする被害を確認。海陽町平井大比の町道でがけ崩れがあった。安全確認などのため、JR四国は徳島線と牟岐線の運転を見合わせた。
牟岐町役場の総務課の男性職員は「突き上げるような揺れの後、横揺れが10秒近く続いた」と話した。牟岐港に面するJAかいふ本所の事務所では約20人の職員が机の下に身を隠すなどしたという。牟岐中学校の小島唯男校長は津波を警戒し、教員の指示で全校生徒103人を裏山に一時避難させた。四国電力の伊方原発(愛媛県)では異常は確認されなかった。
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朝日新聞社会部
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