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【外交・安保取材の現場から】普天間移設を利用する沖縄“悪い癖”再び 「何も進まなくてもカネは…」

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【外交・安保取材の現場から】
普天間移設を利用する沖縄“悪い癖”再び 「何も進まなくてもカネは…」

日米で沖縄県名護市辺野古への移設が合意されている米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)

 沖縄県を訪れる政治家の多くが足を向ける場所の一つが、宜野湾(ぎのわん)市にある嘉数(かかず)高台展望台だ。

 急峻(きゅうしゅん)な階段を上ると、米軍普天間飛行場が目に飛び込んでくる。周囲には住宅が密集している。右手には沖縄国際大学が見える。平成16年8月、米海兵隊所属のCH53Dヘリコプターが大学構内に墜落した。乗員以外にけが人は出なかったが、展望台から見える光景は普天間飛行場が「世界一危険な基地」であることを物語っている。

 普天間飛行場の危険性を除去するため、安倍晋三政権は邁進(まいしん)している。防衛省は1月15日、名護市辺野古への移設に向け、中断していた海上調査の準備作業に着手した。ある防衛相経験者は「安倍首相は小泉政権の官房長官時代にも、第1次安倍政権時代にも普天間問題を処理してきた。だからぶれるところがない」と解説する。

 ただ、沖縄では昨年から安倍政権に激しい逆風が吹いている。同年1月、名護市長選で移設反対派の現職が再選した。11月の知事選では辺野古移設反対を掲げた翁長雄志(おなが・たけし)氏が初当選し、12月の衆院選は沖縄の全4選挙区で自民党公認が辺野古移設反対派に敗れた。鳩山由紀夫政権が沖縄県に火をつけた「普天間県外移設」の声は、鎮まる気配を見せていない。

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