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 米航空宇宙局(NASA)は4日、無人探査機「ニューホライズンズ」が1月下旬に撮影した冥王星の写真を公開した。冥王星から約2億キロ離れた地点からの撮影で、冥王星の衛星カロンの姿も写っている。

 ニューホライズンズは、2006年1月に冥王星などを目指して打ち上げられ、これまでに約48億キロ以上の距離を航行してきた。今後近づくにつれ、より精細な画像を撮影できるようになる。本格的な観測は今春以降になる見通しで、今年7月14日に冥王星に最接近する。探査機による調査は初めてとなる。

 冥王星は1930年に発見。太陽系9番目の惑星とされてきたが、06年に国際天文学連合の定義の見直しで「準惑星」になった。(小池竜太)