農業体験で女子生徒たちにトマトを食べさせてもらう巨人の(左から)戸根、岡本、高木勇=宮崎県立宮崎農業高校で(戸田泰雅撮影)
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巨人のドラフト1位・岡本和真内野手(18)=智弁学園高=が5日、トマトでパワーをつけての飛躍を宣言した。休日を利用して、宮崎農高での農業体験に参加。同年代の生徒と大地の恵みに感謝し、食生活への思いを新たにしていた。
「最近はトマトを食べるようにしていました。栄養があって、すごく体にいいと聞いたんで…」と岡本。実は食感が苦手で、幼いときからトマトを遠ざけていた。だが、農業体験ではドラフト2位の戸根(日大)、3位の高木(三菱重工名古屋)とビニールハウスで収穫すると、次々とガブリ。「これが僕の本来の笑顔ですから」という満面の笑みを浮かべた。
低カロリーの上、抗酸化作用があるリコピンを多く含んでいるトマト。新人合同自主トレの栄養学講習ではリコピンだけではなく、疲労回復に効果があるクエン酸なども豊富と聞いていた。第1クール最終日の4日に“1日限定”で1軍の練習に参加した岡本に必要なことは体づくり。それまでの考えをあらためた。
食べられるようになれば慣れるもの。取れたてのトマトにかぶりつくうちに、すっかり苦手を克服できた。「甘くて大きくて、かなりおいしかったです」と感想を語った岡本。「すべての面でレベルアップをしていきたい」とキャンプ第2クールの奮闘を見据えていた。 (川越亮太)
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