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橋下市長、京大教授の「ヘドロチック」発言に怒りあらわ 「こチンピラただす」 京大総長に見解要求へ
更新橋下市長 大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は5日、内閣官房参与の藤井聡京都大大学院教授の橋下氏への批判が度を過ぎているとして、維新を通じて京大の山極寿一総長に見解を求める意向を明らかにした。市役所で記者団に語った。
「こチンピラ」安倍内閣官房参与vs「ヘドロチック」維新の党最高顧問…国会で論戦か
藤井教授は平成24年に撮影したとされるインターネット上の動画で、橋下氏のことを川にたまるヘドロとなぞらえ「ヘドロチック」と言ったり、「絶対にツレ(友達)になったらあかん」などと発言していた。
橋下氏は「政治家に対する批判、論評は絶対に必要」と前置きした上で、藤井教授の発言について「限度を超えている。国民の税金が投入されている国立大の学者があのような発言をするのはどうなのか」と批判。
「この、こチンピラだけはただしていきたい」と怒りをあらわにし、総長の回答次第では自身が最高顧問につく維新の党が国会で問題として取り上げる意向も示した。
藤井教授は産経新聞の取材に対して「政治家の特徴について個人的見解を有権者に説明するのは重要な言論活動。ちょっと悪く言われたくらいで総長にちくるなんて市長のわりに度量が狭い。我が京大は言論封殺には屈しない」と話した。
藤井氏をめぐって橋下氏は1月、大阪都構想に関する主張が誤っているとして維新を通じて公開討論会を申し入れている。