「収集鉄」ダフ屋逮捕
2015年2月6日6時0分 スポーツ報知
人気が高く入手困難な列車の切符を転売目的で購入したとして、警視庁生活安全特別捜査隊は5日までに東京都迷惑防止条例違反(常習ダフ屋行為)の疑いで、東京都品川区豊町の無職・佐々木祥行容疑者(47)と同居相手の派遣社員・津覇みどり容疑者(44)を逮捕した。
逮捕容疑は昨年8月18日、9月18日、JR大崎駅で「ブルートレイン信州号」(富士見~長野)と、「SLあきた路号」(秋田~東能代)の指定券6枚を転売目的で3120円で購入した疑い。
佐々木容疑者は「転売目的だったのは間違いない。以前にもやった」と容疑を認めているが、津覇容疑者は「転売目的ではない」と否認。指定券6枚はインターネットオークションで男子中学生(13)ら3人に計約11万円で転売していた。
「―信州号」は長野県の富士見駅開業110周年を記念して昨年7月~9月まで運行。「SL―」は昨年10月に2日間運行され、ともに切符発売と同時に完売する人気ぶりだった。同隊は、2人が記念切符やスタンプなどのコレクター、「収集鉄」を対象に転売を図っていたとみている。