ヨルダン日本友好議員連盟会長を務めるアリ・バニアタ下院議員は5日、ヨルダン軍パイロットのカサスベ中尉が過激派「イスラム国」に殺害されたのは「1月3日」だったとのヨルダン政府発表について、衛星画像の分析が根拠の一つであることを明らかにした。
バニアタ氏によると、ヨルダンはイスラム国が「首都」とするシリア北部ラッカ周辺で1月3日に、イスラム国の人質が殺害されたような様子が写った衛星画像を入手。当時、画像からは被害者を特定できなかった。
しかしイスラム国が1カ月後の2月3日(日本時間4日)に中尉殺害映像を公開、その内容が衛星画像の分析と一致し、1月3日に殺されていたことが確認されたとしている。
ツイッターでは、1月8日に「ラッカのイスラム国戦闘員が、ヨルダン人パイロットを焼き殺したと喜んで話していた」とのラッカ住民とみられる投稿があった。(共同)