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ソニー米子会社 共同会長辞任へ2月6日 6時41分
ソニーのアメリカの子会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)第1書記の暗殺を題材にした映画などの製作を指揮してきた共同会長が辞任することを明らかにしました。
ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは5日、エイミー・パスカル共同会長が辞任することを明らかにしました。
パスカル氏はソニーが買収する前のコロンビア・ピクチャーズに入社してから映画の製作に携わり、ハリウッドのトップスターや監督と太いパイプを持つことで知られていました。
パスカル氏はこれまでにスパイダーマンやスパイ映画「007」などの人気シリーズを手がけたほか、去年12月に公開した北朝鮮のキム・ジョンウン第1書記の暗殺を題材にした映画でも製作を指揮していました。
この映画を巡っては、北朝鮮によるとみられるハッカー攻撃を受けて流出したパスカル氏のメールの中に、オバマ大統領に対して人種差別的な表現があったため、批判を受け謝罪に追い込まれる一幕もありました。
ソニーの平井一夫社長は「彼女の長年にわたる貢献に感謝している」とコメントしています。
パスカル氏はソニー・ピクチャーズを離れたあとも、映画製作に関わる事業を立ち上げる計画だということです。