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【イスラム国事件】
「配慮した言葉必要」「危機感少なかった」細野・辻元氏、首相の中東訪問・演説を追及
辻元氏は「日本は人道支援をしているから世界は分かっているだろう、ではない」とも指摘。2人の命を救えなかった政府に対し「大きな反省をしなければならない」と糾弾した。
だが、日本の「非軍事支援」はイスラム国自身が明確に認めていた。1月20日にインターネットで公開された動画では、日本人の殺害を脅迫する映像の前に、日本の支援を「非軍事的支援で貢献」と英語、アラビア語の両方で訳した場面が登場していた。首相もこの点を取り上げ、「彼らは明確に非軍事的な支援と理解していた」と述べた。
ヨルダン軍パイロットを生きたまま焼くなど残虐なイスラム国に対し、日本政府が人質事件でいくら配慮を尽くしても説得できた保証はない。首相は「非軍事支援であってもテロの対象とする。そこにISILの大きな問題がある」と苦悩の色を浮かべたが、辻元氏らが納得した様子はうかがえなかった。